ムエタイ
レポート

【BOM】梅野源治とロンペットは最後まで激しくせめぎ合う熱闘で痛み分け、名高は圧巻の初回KO勝ち

2021/09/26 20:09

▼オープニングファイト WMC日本女子バンタム級 (53.50kg)2分3R
○ルイ(クラミツムエタイジム)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-29
×JASMIN(ポゴナクラブ)


 ルイはこれまで『MuayThaiOpen』や『スックワンキントーン』などムエタイルールの試合を行ってきた選手で、3月にKAEDEに敗れるまでは5戦5勝(3KO)と無敗だった。6月のNJKFでは「S-1レディーススーパーフライ級トーナメント」1回戦でKAEDEの姉IMARIに勝利し、11月の決勝戦へコマを進めている。ヒジ&ヒザを得意とするアグレッシブ女子ファイター。


 対するJASMINEは2020年10月の『Krush-EX 2020 vol.2』でプロデビュー。ボート競技で高校生の時は埼玉県代表で全国大会に出場し、日本代表候補にも選ばれたことがある。フィジカルトレーニングに力を入れ、褐色の肌とその肉体から“女子マッスルモンスター”と呼ばれる。「ジムには最大140kgしかなくて、それなら普通にスクワットで持ち上げられます」と言い、「パワーなら女子の誰にも負けない自信がありますね。アマチュアの試合でも16オンスのグローブでワンパンチKOしました」とパワーには自信を持つ。さらに「男性とスパーリングして今まで12人くらいあばら骨を折ってきた」とのエピソードも。デビュー戦ではケイト・ウィラサクレックに判定3-0で敗れたが、ヒジありルールでルイを相手にそのパワーを活かせるか。


 1R、ローとミドルの蹴り合いからジャスミンはバックハンドブローを放つ。組んでのヒザではルイが優位に立つ。


 2R、手数を増やして前に出るのはルイ。接近戦になると両者ヒジも打つ。組んでのヒザではやはりルイが主導権を握る。


 3R、ルイの蹴りに右ストレートを合わせに行くジャスミンは、組むとルイのヒザにヒジで対抗。ルイは左ミドルをヒットさせて組み伏せ、判定3-0で勝利した。

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