▼オープニングファイト WMC日本女子バンタム級 (53.50kg)2分3R
○ルイ(クラミツムエタイジム)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-29
×JASMIN(ポゴナクラブ)
ルイはこれまで『MuayThaiOpen』や『スックワンキントーン』などムエタイルールの試合を行ってきた選手で、3月にKAEDEに敗れるまでは5戦5勝(3KO)と無敗だった。6月のNJKFでは「S-1レディーススーパーフライ級トーナメント」1回戦でKAEDEの姉IMARIに勝利し、11月の決勝戦へコマを進めている。ヒジ&ヒザを得意とするアグレッシブ女子ファイター。
対するJASMINEは2020年10月の『Krush-EX 2020 vol.2』でプロデビュー。ボート競技で高校生の時は埼玉県代表で全国大会に出場し、日本代表候補にも選ばれたことがある。フィジカルトレーニングに力を入れ、褐色の肌とその肉体から“女子マッスルモンスター”と呼ばれる。「ジムには最大140kgしかなくて、それなら普通にスクワットで持ち上げられます」と言い、「パワーなら女子の誰にも負けない自信がありますね。アマチュアの試合でも16オンスのグローブでワンパンチKOしました」とパワーには自信を持つ。さらに「男性とスパーリングして今まで12人くらいあばら骨を折ってきた」とのエピソードも。デビュー戦ではケイト・ウィラサクレックに判定3-0で敗れたが、ヒジありルールでルイを相手にそのパワーを活かせるか。
1R、ローとミドルの蹴り合いからジャスミンはバックハンドブローを放つ。組んでのヒザではルイが優位に立つ。
2R、手数を増やして前に出るのはルイ。接近戦になると両者ヒジも打つ。組んでのヒザではやはりルイが主導権を握る。
3R、ルイの蹴りに右ストレートを合わせに行くジャスミンは、組むとルイのヒザにヒジで対抗。ルイは左ミドルをヒットさせて組み伏せ、判定3-0で勝利した。