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レポート

【RIZIN】GP2回戦・朝倉海、井上直樹が激闘の判定勝ち、扇久保が大塚との神経戦を制す、瀧澤が元谷を1R KO! 矢地、堀江、太田が勝利、浜崎が藤野との死闘制す、昇侍がKO勝ち! ぱんちゃんが判定勝ち

2021/09/19 13:09

▼第3試合 フェザー級(66kg)5分3R
○太田 忍(パラエストラ柏)66.00kg
[判定3-0]

×久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE/初代K-1 WORLD GPウェルター級王者)65.85kg


 初代K-1 WORLD GPウェルター級(-67.5kg)王者、GLORYフェザー級(-65kg)SLAM世界トーナメント2013王者、元Krush -67kg王者の久保がMMAに初参戦する。2020年6月に、K-1 WORLD GPウェルター級王座を返上し、K-1を引退してボクシングに転向することを発表していた久保優太だったが、朝倉未来、BRAVE宮田和幸らとの練習でMMAへの興味が増し、MMAに本格的に挑戦することになった。

 対するは、リオデジャネイロオリンピック・グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストの太田忍。2020年の大晦日に総合格闘技デビュー戦となったRIZIN.26で所英男と対戦し、2Rに腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫しており、今回がMMAデビュー2戦目となる。

 妻サラが歌う入場曲で花道を進む久保。太田はコールにバック宙を見せる。


 1R、サウスポー構えの久保、いきなり左前蹴りを顔面にヒット! 崩れながらもダブルレッグからボディロック&小外がけでテイクダウンは太田! クローズドガードの久保は背中を着ける。
 右で脇を差し左足を抜いた太田。しかし久保も腰を押してフルガードに戻す。インサイドガードから強いパウンドを当てる太田! 下から蹴り上げる久保を捌こうとするが、久保は担がれず再びクローズドガードの中に入れる。

 太田のパウンドを巧みに避ける久保。しかし久保も下からパンチ。上体を引いた太田についていき立ち上がるが、すぐに太田も四つから崩してテイクダウン! 袈裟固め、アメリカーナを狙うが、腕を抜く久保はゴングまでガードで凌ぐ。


 2R、圧力をかける久保。回る太田は、低めのダブルレッグでテイクダウン! 久保はクローズドガードの中に入れる。ヒザをボディに突く太田。喉を押し、細かいパウンドを落としていく。下の久保は蹴り上げで距離を作ろうとするが、すぐについていく太田に立つことが出来ず。太田もパスよりはインサイドガードからパウンド。

 久保の蹴り上げに片足を抜き、肩固めに入る太田! ここも久保は半身になって内側を向いて外して、腰を押してフルガードに戻すと下からの久保の打撃に太田も鼻血。

 3R、歩いて太田を追う久保。太田は右に回りながら、バックフィストで近づこうとする。避ける久保はなおも追うが、太田はニータップ気味にテイクダウン。久保はなおもクローズドガードに。ブレーク。

 すぐにコーナーに詰めてボディロックからテイクダウンは太田。片足を抜き、パウンドを交えついにパス。サイドで袈裟固めからパウンド、さらにネックロックで絞め上げるが、久保も首を抜き、サイドから太田のパウンドを受けながらも耐えて、ゴング。


 判定は3-0で太田がRIZIN、そしてMMA初勝利。MMAデビューの久保もガードワークで判定まで持ち込む健闘ぶりを見せた。


 試合後、リング上でマイクを握った太田は、「年末出ましたけど、MMAで初勝利しました、MMAファイターの太田忍です。このコロナ禍でファイターは試合ができることに感謝します。
 フェザー級で復帰戦、相手はK-1チャンピオン、いろんな声がありましたが、いまは試合が出来て感謝しかありません。始めたばかりですが、世界最高峰を目指します。僕の主戦場はバンタム級。今日もGPがありますが、少しでもそこにからめるように格闘技漬けの日々を送ります。今日は塩漬けでしたが、年末はもっと練習してさいたまを爆発させます」と、今後に向けて意気込みを語った。

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