2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.30』にて、リオデジャネイロ五輪グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストの太田忍(パラエストラ柏)とMMAデビュー戦を行う初代K-1 WORLD GPウェルター級王者・久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)が3日(金)都内にて公開練習を行った。
久保は打撃のミット打ちとMMAのマススパーを交互に行うという練習を披露。ミット打ちではサウスポーからの左ミドル、左ヒザ、さらにK-1では禁止されていた左ヒジ打ちを繰り出し、MMAのマスでは相手のタックルを切り続け、ジャブでけん制、がぶって離れるといった動きを見せた。
「MMAの練習を本格的に始めたのは6月か7月から。BRAVEに所属してから本格的に始めました。それまではゆYouTubeの企画とか、出稽古でやって興味があって練習していました。コラボとかして」と、本格的な練習を開始してからはまだ日が浅いと打ち明けた。
「正直、最初に話が来た時はもう出られるのかって感じでした。最初に決まった時は大丈夫かなと思いました」と不安もあったという。
立ち技の打撃に関しては「活かせる部分と使えない部分があるので、それを勉強させてもらって研究しています」と言い、自分から寝技に行くつもりもあるのかと聞かれると「それはまだデビュー戦なので、やってみないと分かりません。練習では(関節技が)極まっちゃう時があります。反復は大事だと思うので、教えてもらっていることがスパーに出る感じですが、それが試合に出せるかどうかは分からない。出たらいいですね」とまだ未知数だとした。
イメージする戦い方は「相手は寝かせてくるしかないわけじゃないですか。立って僕と対峙するのは絶対にないと思うので。立って殴って来るのはないと思う。だからそれをさせないような練習を宮田さんに教わっています」と、今回はやはり打撃で行くとする。
「僕はいろいろな人に打撃がめちゃくちゃいいと言われる。それだけ僕は熱心にやって来て研究して、場数や実績を積んできているので。衝撃的なKO、次の試合はKOです。今回の試合はKOするところを見せるのでぜひチェックして欲しい。あとはサラちゃん(久保の妻)の可愛さを見てほしい」と、衝撃的なKOを見せたいと意気込んだ。
それでも寝技でお気に入りの技を聞かれると「それは秘密ですよ。5種類くらいはあります」とした。
また、視聴していたファンより、朝倉未来選手とは戦いたいですかとの質問が来ると、「未来選手は僕のMMA転向のきっかけを作ってくれた選手なので、いつかやれたら嬉しいですね。YouTubeでコラボさせてもらって初めてMMAをやったんですが、それがめちゃくちゃ面白くて。自分がキックボクシングやK-1でやっていたことが、こんなに水の中にいるような感覚で何もできない事があるんだって感覚がめちゃ刺激になった。それが自分もやりたいとなるきっかけなので、そういう方とできるなら嬉しいですね。いま目標が出来ましたね」と、MMA転向のきっかけを与えてくれた朝倉未来と戦うことが目標になったと語った。