▼第7試合 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R
×元谷友貴(フリー)60.90kg
[1R2分27秒 TKO]※レフェリーストップ
○瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト)60.95kg
元谷はプロビューから僅か1年、22歳の若さで初代DEEPフライ級王座に就く。RIZINには15年末の旗揚げから参戦。17年4月のRIZIN.5で初参戦の堀口恭司と対戦するも敗れる。18年10月にはDEEPバンタム級王座を獲得して2階級制覇を達成。19年7月のRIZIN.17では修斗現役王者の扇久保博正に惜敗、同年の大晦日にはパトリック・ミックスに一本負けを喫した。再起戦となった昨年3月のDEEPでは大塚隆史をフルマークで下し、8月のRIZIN.23では魚井フルスイングにフロントチョークで一本勝ち。11月のDEEPでは7連勝中のルーキー米山千隼に一本勝ちと3連勝を収めたが、大晦日では井上直樹にリアネイキッドチョークで一本負け。再起戦となった2月のDEEPでは1R中盤に昇侍をリアネイキッドチョークで絞め落し復活を遂げている。
2021年6月のGP1回戦では、修斗王者・岡田遼をスタンドで制し、判定3-0で2回戦進出を決めた。
瀧澤は、フルコンタクト空手出身。高校時代にレスリングも学び、MMAに転向。PANCRASEで活躍後、2020年9月にRIZINに初参戦し、今回のGPにも出場する金太郎に判定勝利した瀧澤だが、続く11月の「RIZIN.25」で扇久保博正に判定負け。大晦日には佐々木憂流迦にも判定負けし、2連敗。しかし、6月のGP1回戦で、足関節を狙う今成正和の組みを切り続け、要所で打撃を入れて判定3-0で勝利した。
1R、ともにオーソドックス構え。遠い距離から後ろ廻し蹴りで牽制する瀧澤。かわす元谷は徐々に圧力をかけていくと、前蹴りから押し返す瀧澤は左ミドル、左ロー。
元谷も左を突いて最初のシングルレッグに入るが、ここは切る瀧澤が左ミドル! 追う元谷は詰めて右を打つ。
右ボディを当てる元谷。さらに首相撲&ヒザにとらえようとする元谷だが、剥がした瀧澤は左フック! もらってダウンした元谷は、すぐに立ち上がるが、瀧澤はすぐに左ボディ、右フック! 崩れる元谷の上半身が瀧澤の連打により、リング外に出てしまいレフェリーが間に入った。効いていないと手を振る元谷。
試合後、バンタム級四天王の一人をついに降した瀧澤は、リング上で「どうだ、オラ! 俺がこのトーナメントのダークホースだ!」と咆哮した。