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【RIZIN】GP2回戦・朝倉海、井上直樹が激闘の判定勝ち、扇久保が大塚との神経戦を制す、瀧澤が元谷を1R KO! 矢地、堀江、太田が勝利、浜崎が藤野との死闘制す、昇侍がKO勝ち! ぱんちゃんが判定勝ち

2021/09/19 13:09

▼第1試合 RIZINキックルール(※ヒジ無し・掴み攻撃は1回)46.5kg契約 3分3R
○ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE/KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)46.45kg
[判定3-0] ※30-28×2、30-29

×百花(魁塾/元ミネルヴァ・アトム級王者、RISE QUEENアトム級3位)45.85kg


 ぱんちゃんはアマチュアで優勝経験を積み、2019年2月にプロデビュー。パク・シウ、ペットチョンプーらを相手に無敗の快進撃を続け、2020年8月にシュートボクシングのトップ選手であるMISAKIを破ってREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)に就いた。2021年5月、二冠王のMIREYを右ストレート一発でマットに沈めると、この試合がバラエティー番組『ノブナカなんなん』で地上波放映され反響を呼ぶ。7月には最強の敵と目されたミネルヴァ・ライトフライ級王者sasoriをも退け、デビュー以来無敗の11連勝(2KO)をマーク。


 百花は中学2年生でキックボクシングを始め、2010年12月にプロデビュー。2012年5月に『JEWELS』で行われたキックルールトーナメントで優勝して注目を浴びた。東京と大阪で試合経験を積み、2017年9月にミネルヴァ・アトム級王座を奪取。2018年11月のRISEでは那須川天心の妹・那須川梨々に判定2-0でプロ初黒星を付けた。2020年11月の『QUEEN of QUEENS 2020』ではベスト4に進出。今年1月、erikaに敗れミネルヴァ・アトム級王座を失った。7月には小林愛理奈と激しい打ち合いを繰り広げたが、ダウンを奪われ判定で敗れている。関西女子キック界のベテランファイターだ。戦績は20勝(1KO)17敗3分。

 ぱんちゃんはKNOCK OUT、百花はRISEを主戦場としているだけに、通常では見られない好カードが実現。RIZINでは初の女子キックボクシングマッチとなる。


 1R、両者の身長差は14cm。ぱんちゃんは右ローを蹴り、百花がローを蹴ってくると右ストレートを合わせる。両者ともローを蹴り、時折打ち合いも見せてパンチが交錯する。ぱんちゃんの左前蹴り、右ローとカーフキックがタイミングよく決まっていくが、百花も負けじと右ローを蹴り返す。両者退かないパンチの打ち合い、そしてぱんちゃんの右カーフが決まる。

 2R、ぱんちゃんの4連打にぱんちゃんは右ミドル、百花は一度入り込むと必ず連打をまとめる。ぱんちゃんは鋭いジャブ。ぱんちゃんがワンツーをヒットさせると百花も負けじと右フック。ジャブ&右ローのぱんちゃんに何度も連打でアタックを仕掛ける百花だが、ぱんちゃんは執拗に右ローを蹴ってバランスを崩させる。

 3R、ここまでお互いに一歩も退かない展開。ぱんちゃんの前蹴りに百花は右ストレート。ワンツーで入ってくる百花にぱんちゃんはすかさず打ち込む。ぱんちゃんは前蹴りを挟みながら右ローから右ストレート、そして右ミドル。前に出るぱんちゃんに百花が右フック。ぱんちゃんが右ストレートをヒットさせるが百花は退かずに右フックを繰り出す。最後まで両者打ち合った。


 判定3-0で勝利を収めたぱんちゃんは「KNOCK OUTという団体からきました。凄い期待して見てくれたと思いますが、倒せず申し訳ないです。もっともっと実力が足りないと思っているので出直してきます。必ずこの舞台にまた立ちますので、実力のある選手として認めてもらえるように頑張ります。RIZINありがとうございました」と、自分に“不合格”を出したが必ず強くなって戻ってくると宣言した。

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