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【RIZIN】GP2回戦・朝倉海、井上直樹が激闘の判定勝ち、扇久保が大塚との神経戦を制す、瀧澤が元谷を1R KO! 矢地、堀江、太田が勝利、浜崎が藤野との死闘制す、昇侍がKO勝ち! ぱんちゃんが判定勝ち

2021/09/19 13:09

▼第5試合 ライト級(71kg)5分3R
×武田光司(BRAVE)70.85kg
[判定0-3]

○矢地祐介(フリー)71.00kg


 6月大会で修斗王者の川名を判定で降し、2連敗から脱した矢地が連続参戦。現DEEPライト級王者の武田と対戦する。

 矢地は川名戦の勝利後、リング上で「国内チャンピオン、どちら(DEEP/PANCRASE)でもいいので求める人と試合したいです」とアピールしていた。対する武田は、3月にPANCRASE同級王者の久米鷹介に判定勝ち後、拳の治療を経て、矢地と対戦する。


 1R、サウスポー構えの両者。ゴングと同時にいきなり飛び込んで二段蹴りを打つ矢地! 右ヒザを顔面に当てるが、崩れない武田が詰めて右で差して押し込む。コーナーを使い、武田の四つに右ヒジを首前に当てる矢地。ブレーク。

 左ローを当てる矢地。武田もローを返すとコーナーで組んでボディクラッチでスープレックス! そのまま上四方で頭を両足で挟んでのキムラロックに組むが、矢地も両手でクラッチして防ぎ、ずらして外すと、なおも武田はセンタク挟みへ。ここも外した矢地は四つに組む。ヒザ蹴りの矢地に、ボディロックから投げを狙う武田。今度は残した矢地。ブレーク。

 スタンドで前足の右の蹴りは矢地。さらに右ロー、右ストレートも詰める武田は右アッパーを振る。さばく矢地は左ロー。武田は最初の二段ヒザ蹴りか出血。


 2R、左右を振って先に詰める武田。左で差してからシングルレッグに切り替える武田。引き出そうとするが、凌ぐ矢地はコーナー背に凌ぐとヒザ。武田もヒザ蹴りからボディ打ち、四つからバックに回り、投げ狙い。ヒザを着いて凌ぐ、矢地。あえて投げを狙う武田だが、矢地は何度も正対を狙い、片ヒザを着いて凌ぐ。

 立ち上がる矢地にヒザを突き上げる武田。押し込むが矢地のヒザ蹴りが金的に入り、中断。再開。矢地の打撃に詰める武田が両脇を差して投げ! この際で残した矢地は腕十字へ。それを武田がまたいで外してゴング。

 3R、右目を腫らした武田。ワンツーを当てる矢地に詰める武田は四つに。矢地は組み際にヒザを突く。ブレーク。右ジャブを当てる矢地に左で差して組む武田。シングルレッグでハイクロッチに移行するが、腿にスネを当てて倒されない矢地。ブレーク。

 詰める武田は声を出して前に。下がりながら距離をコントロールし右の蹴りは矢地。なおも詰める武田はシングルレッグへ。ここも崩せず。右前蹴りで牽制する矢地。詰めるなか打ち合いで右を当てる矢地に、武田も左ストレートを入れてゴング。

 判定は3-0で矢地が勝利。下がりながらも前手のジャブ・前足の蹴り、コーナーを使ったテイクダウンデフェンス、組み際のヒザ蹴りなど、ブランニューやっち君を見せた矢地が勝利した。武田は対日本人初黒星。


 試合後、矢地は「一つひとつ、場面場面で技を出して勝ち切る、これが格闘技で、“ブランニューやっちくん”です。国内三団体を統一した武田選手にしっかりした形で勝てて凄く嬉しいです。年末、サトシ選手に挑戦できたら嬉しいです」と、王者挑戦をアピールした。

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