▼第4試合 フェザー級(66kg)5分3R
×佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイト・チーム)65.85kg
[判定0-3]
○堀江圭功(ALLIANCE)65.95kg
2020年大晦日にRIZINバンタム級の61kg契約で瀧澤謙太を判定で降している元UFCの佐々木憂流迦が、プロデビュー時のフェザー級に転向。66.0kg契約5分3Rで元UFCの堀江圭功(ALLIANCE)と対戦する。
2010年4月のCAGE FORCEでプロMMAデビューした佐々木は、同年6月から12月にかけてのプロ修斗新人王決定トーナメントライト級(※現在のフェザー級)で優勝。今回は当時と体格も異なり「78~80kgくらいからフェザー級に落とすのでパワーが違うと思う」と語っていた。
対する堀江は、伝統派とフルコンタクト空手の双方がバックボーン。PANCRASEで活躍し、UFCでもハキーム・ダオドゥを相手に1戦を戦っている。2021年3月大会でRIZINデビューし、ZST王者の関鉄矢(SONIC SQUAD)とフルラウンドの死闘を繰り広げ、KO勝利でRIZIN初陣を飾っている。
1R、拳をぶつけあった両者。サウスポー構えの佐々木に、オーソドックス構えの堀江。佐々木は右ローから。そこに右を狙う堀江。喧嘩争いから前手をつきあう両者。堀江は右ミドルをヒット。佐々木も左を振りながら左ミドル、さらにボディロックから振って脇を潜り、スタンドバックへ!
コーナーの角を使い頭をつけてクラッチを剥がそうとする堀江。正対すると佐々木はシングルレッグへ。引き出そうとするが、片足立ちでコーナーを背にして凌ぐ堀江。バックに回る佐々木だが、スタンドバックから足をこじいれることが出来ない。
正対する堀江が体を入れ替え四つに持ち込むと互いにヒザ。大内刈狙いの佐々木だが凌ぐ堀江。ブレークに。右ミドルハイを当てる堀江。さらに右インロー。2発目。堀江は右のブラジリアンキック、左のカーフキックを当てる。
2R、右ミドルから入る堀江。右ジャブを当てる佐々木は前蹴りから詰めて四つに。さらに右で脇を差して両差しに! しかし、ここも突き放す堀江。右ストレートの堀江に右ハイを当てる佐々木! しかし堀江の右インローに足が流れる。左ハイの佐々木。ブロックする堀江は右インロー。
近距離で戦う両者。堀江は右インロー。前手のフックをかわした佐々木は右ジャブも、堀江は右ストレート! 佐々木はダブルレッグも今回は固執せず。離れて右ジャブを当てる! しかし堀江も詰め返すと右ボディフック、さらに右のオーバーハンド! 佐々木はレベルチェンジでテイクダウンの動きも入らず。堀江は、右ハイ。佐々木の右ジャブの打ち終わりに右ストレートを突く。佐々木のニータップをかわして詰める堀江は右インローをヒット。堀江のラウンドに。
3R、鼻血を流す堀江。堀江の前に出した指に口頭注意。左ハイを打って体勢が崩れるも後転してすぐに立つ佐々木。詰めて四つに組むが、堀江は崩れず。佐々木は得意のサバ折り&足技でテイクダウントライも出来ず。シングルレッグに切り替え、手前に引き出すが、堀江はコーナーまで片足立ちで背にし、倒れず。
ついにシングルレッグで尻まで着かせるが、すぐに立つ堀江。ブレークに。右ボディ、右インローを当てる堀江! 右ジャブを突き返す佐々木だが、なおもインローは堀江。佐々木は遠間からコーナーに詰めてシングルレッグも切る堀江はワンツーの右! 佐々木は詰めて力を振り絞りシングルレッグで引き出して尻を着かせるが、立つ堀江が逆にもろ差しに。右インローは堀江も、そこに右ストレートを当てる佐々木。ゴングに笑顔を見せた佐々木は堀江とハグも、その後、腰を落とした。
判定は3-0で堀江が勝利。元UFC対決を制した。
フェザー級で存在感を示した堀江は、試合後、「今日は会場に来てくださった皆さん。支えてくださった皆さん、いつもありがとうございます。KOしたかったんですけど、佐々木選手、気持ちも強くて倒せませんでした。日々、自分に勝って練習して、もっともっと強くなったほんとうの自分を出したいと思います。これからも応援宜しくお願いします」と挨拶した。