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2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで『Yogibo presents RIZIN.30』が開催された。
Yogibo presents RIZIN.30 速報
2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナ
12:30開場 / 14:00開始 ※選手名から公開練習インタビュー
▼第10試合 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R
○朝倉 海(トライフォース赤坂)60.90kg
[判定3-0]
×アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)60.75kg
2021年6月から開幕したRIZINバンタム級(61.0kg)トーナメントの2回戦の組み合わせは抽選ではなく、主催者決定で発表され、元バンタム級王者の朝倉 海(トライフォース赤坂)と、アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)の対戦に。
朝倉海は、6月のバンタム級GP1回戦では、渡部修斗を寄せ付けず、1R3分22秒でパウンドアウト。優勝候補の前評判通り、圧倒的な強さで2回戦に駒を進めた。
対するヤマニハは、倉本一真を下して勝ち上がってきた“ボンサイ柔術・第4の男”。朝倉海にとっては、兄・未来を絞め落としたクレベル・コイケが所属するボンサイ柔術勢との因縁の試合となる。
先に入場のヤマニハはセコンドのサトシ、クレベルとハグ。朝倉海のセコンドには朝倉未来がつく。
コールにグローブにキスし、そのまま手を突いた井上。対する海も高々と右手を挙げた。
1R、ともにオーソドックス構え。先に詰めるのは朝倉。右を振るが、右へかわすヤマニハに左ミドルも突く朝倉。ボディ打ちにヤマニハはシングルレッグへ。突き放した朝倉。
ボディ打ちから右を振る海。コーナーに詰まるが左を返すヤマニハ! バランスを崩す朝倉。しかし朝倉は腹を突く。そこにダブルレッグはヤマニハ。ここも両足を後方に飛ばしてスプロールして切る朝倉。コーナーに詰めてひざ蹴りは朝倉。ヤマニハは前手の左を返す。
右ボディ打ちを決めてさらに右を打つ朝倉。崩れるヤマニハは引き込み。左で小手に巻きラバーガードから三角絞め狙いも、離れる朝倉。
スタンドを要求する朝倉。ヤマニハは左から右を返す。さらに右、左ボディストレートを返す。ゴング。ヤマニハはピンチを凌ぎ反撃してゴング。
2R、前に出るヤマニハ。そこに右ストレートを突く朝倉。ヤマニハのローがローブローに。朝倉の左ハイをブロッキングするヤマニハ。詰めるヤマニハは左インローもかわす朝倉。四つに組んだヤマニハはボディロックテイクダウン! コナーに詰めてパウンド2発もコーナーを背に立ち上がる朝倉。
右を連打する朝倉。下がるヤマニハだが、足の動きが落ちている。詰める朝倉は強烈な左ボディ! 下がるヤマニハは左を振るが右を当てる朝倉! しかし崩れないヤマニハはボディロックからバツクテイク。左足をかけるが腕はたすきにかかてっていない。バックに回り左足をかけたヤマニハ。バックから左のパンチ、左のヒザを突くヤマニハ。
3R、グローブタッチ。左インローを連打する朝倉。蹴り数が多い。さらに左ボディも当てるが、効いていないと両手を後ろに組むヤマニハ。詰めて左を打つが、ブロッキングして、右に回る朝倉。右を当てるが、ヤマニハは左! しかし、ヤマニハはボディロックからリフトしテイクダン! すぐに立ち上がる朝倉。なおもリフトしようとするヤマニハに凌ぐ朝倉はコーナー使い立つ。そこにヒザを突くヤマニハ。
詰める朝倉。左ローは空振りで軸が乱れる。朝倉の右ハイをブロックするヤマニハ。朝倉は右! ヤマニハも左を返す! ワンツーからボディ打ちは朝倉。しかしその打ち終わりに左を返すヤマニハ! 一瞬動きが止まる朝倉だが押し返して右を振りゴング。
ロープを両手で掴んで腰を折る朝倉。ヤマニハは両手を挙げる。
判定は3-0で、有効打を当てた朝倉が勝利。右手を挙げられた朝倉だが笑顔は無く、ヤマニハとハグをかわした。相手コーナーで挨拶した海をサトシとクレベルも祝福した。
試合後、朝倉はリング上で「メインなのに判定で微妙な試合をしてすみません。このトーナメント、絶対に優勝するので、大晦日までに絶対に強くなって帰ってきます」とマイク。
右ストレートを当て、左ボディも当ててフィニッシュで詰めたことでヤマニハの左を被弾した朝倉だが、1Rの時点で右の拳を傷めていたことを試合後に吐露。それでも「左ボディを効かせて、最後は壊れてもいいと思って我慢して右も打ってました」と語った。