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レポート

【Krush】クルーザー級トーナメントはサッタリが2連続初回KOの圧倒的強さで王者に、ライト級は弘輝・里見柚己・瓦田脩二・南雲大輝が準決勝へ進出

2021/07/24 20:07

▼第7試合 Krushライト級 3分3R延長1R
○瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-25
×昇也(士魂村上塾/第4代Bigbangスーパー・ライト級王者)


 瓦田は 伸びのある右ストレートを武器にアグレッシブなファイトスタイルでデビューから5連勝。東本央貴、川崎真一朗、ワン・ジーウェイに敗れたが、その後は覚醒して稲垣柊、里見柚己、SEIYA、大沢文也、東本央貴に5連勝と絶好調。K-1ジム総本部の若手リーダー格で、今回の優勝候補と言える存在だ。戦績は11勝(5KO)3敗。


 その対戦するのは昇也。2019年12月のBigbangで行われた王座決定戦を制してBigbangスーパーライト級王者となった。2020年9月の『KNOCK OUT』では鈴木千裕と打ち合いの末にTKO負け、11月の『スーパービッグバン』では稲石竜弥を相手にドロー防衛に成功した。今年4月にKrush初参戦を果たし、迅也に先制のダウンを奪われるも逆転KO勝ち。サウスポーから多彩な蹴り技を繰り出し、左フックを強打するタイプ。戦績は13勝(5KO) 7敗2分。


 しかし、昇也は前日計量で最終的に1.5kgオーバーで計量をパスすることができず、これを受け、Krush実行委員会で瓦田側・昇也側と協議した結果、以下の形にて双方合意の上、試合を実施することが決定。

・この試合は「Krushライト級ワンマッチ」として実施する。
・勝敗に関わらず計量をクリアした瓦田がトーナメント準決勝進出となる。
・昇也にはKrush公式ルールに基づき、以下のペナルティが課せられる。
1.第1ラウンド、昇也は減点2から試合開始。
2.規定では、瓦田は8オンス、昇也は10オンス着用のグローブハンデとなるが、瓦田がこれを拒否したため、双方とも8オンスグローブを着用。
3.昇也はファイトマネーから30%減額。


 1R、ミドルとローを蹴る瓦田にサウスポーの昇也は左右フックでの突進を繰り返す。瓦田を追い込む場面もあった昇也だが、瓦田が離れ際に右フック。昇也の入り際に右ストレートやヒザを合わせに行き、徐々に昇也の出足が鈍る。そこへワンツー、右ミドルを蹴っていく瓦田。昇也も左ローを返す。


 2R、ステップを踏んで出入りをする瓦田はジャブ、右ストレート、前蹴りで昇也の出鼻を挫く。ローにも右を合わせる瓦田。昇也もローを蹴り、左右フックを叩きつけてくる。瓦田は左フックから右アッパー、飛びヒザも繰り出す。


 3R開始と同時に打ち合う両者。足を止めて左右フックの応酬に。瓦田は左へ回り込みながらジャブ、右ストレート、右ボディを打ち、ヒザ蹴りも突き刺す。左フックを繰り出す昇也に飛びヒザを連発する瓦田。接近戦でフックの打ち合いとなるが、回転数で瓦田が上回る。


 判定3-0で勝利した瓦田は「相手の減量ミスでイライラしちゃって、倒しに行きすぎてしまった。昇也選手がもしまたKrushのリングに上がるんだったら覚悟を決めて一番のベストな状態で上がってくれればと思います。残り2試合はKOで圧倒的な強さを見せます」と、その胸の内を語った。

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