▼第8試合 第6代Krushライト級王座決定トーナメント1回戦(3) 3分3R延長1R
○里見柚己(team NOVA)
KO 2R 2分54秒 ※3ノックダウン
×川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
※里見が準決勝へ進出。
里見は14勝(7KO)9敗1分の戦績を持つ23歳。2019年8月にベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて連敗を喫したが、2020年1月の金子大輝戦では得意の右のパンチを炸裂させてKO勝ち。7月の瓦田脩二戦で敗れ、ジムを移籍しての再起戦では堀井翼との打ち合いを制して勝利した。
その里見と1回戦で対戦するのは川﨑。川崎は泰斗にKO勝ち、東本央貴に延長判定勝ち、瓦田脩二にKO勝ちと3連勝を収めたが、篠原悠人、東本、大沢文也に敗れて3連敗中。戦績は9勝(6KO)7敗。
1R、サウスポーの里見は左ミドルを2発蹴り、3度目はフェイントからの左ストレートをヒットさせる。川崎は距離を詰めてワンツー。左ローで奥足を蹴る里見に川崎は右ストレートを伸ばす。右ストレートを空振りさせての左カウンターを打つ里見。左の蹴りを上手く使う。
2Rも積極的に前へ出るのは川崎。ジャブ、ワンツーで仕掛ける、里見は左ロー、左ミドルを蹴りつつ左ストレート狙い。里見の左ストレートに一瞬腰を落とす川崎。体勢を立て直して里見にロープを背負わせ、左ボディを放とうとしたが里見が待っていましたとばかりに左フックのカウンターでダウンを奪う。続いて左の連打でダウンを追加し、最後は再開直後に左フックへのカウンターとなる左フックの一撃。
壮絶なダウンを喫した川崎は担架で運ばれ、マイクを持った里見は「川崎選手と一番盛り上げたいと言った通り、こういう試合ができてよかったです。最近SNSとか会見で目立った行動する選手いるけれど、このリングで魅せないとカッコよくないので俺はリングで魅せて行きます。ライト級はうーんって感じの試合ばかりなので、計量オーバーとか体調不良とか、そんなKrush甘くないので今日から俺がライト級を引っ張ります。あと2回とも派手なKOして俺がベルトを巻きます」と高らかに宣言した。