▼第4試合 バンタム級トーナメント1回戦 5分3R
〇元谷友貴(フリー)
[判定3-0]
×岡田 遼(パラエストラ千葉)
※元谷が2回戦へ進出。
元谷はプロビューから僅か1年、22歳の若さで初代DEEPフライ級王座に就く。RIZINには15年末の旗揚げから参戦。17年4月のRIZIN.5で初参戦の堀口恭司と対戦するも敗れる。18年10月にはDEEPバンタム級王座を獲得して2階級制覇を達成。19年7月のRIZIN.17では修斗現役王者の扇久保博正に惜敗、同年の大晦日にはパトリック・ミックスに一本負けを喫した。再起戦となった昨年3月のDEEPでは大塚隆史をフルマークで下し、8月のRIZIN.23では魚井フルスイングにフロントチョークで一本勝ち。11月のDEEPでは7連勝中のルーキー米山千隼に一本勝ちと3連勝を収めたが、大晦日では井上直樹にリアネイキッドチョークで一本負け。再起戦となった2月のDEEPでは1R中盤に昇侍をリアネイキッドチョークで絞め落し復活を遂げている。
岡田は大学1年生で格闘技を始め、全日本アマチュア修斗選手権ライト級優勝を経て13年6月に修斗でプロデビュー。修斗、VTJ、TTF CHALLENGEで経験を積み、20年5月の修斗世界バンタム級暫定王者決定戦で倉本一真に2R左ストレートによるKO勝ちを収め暫定王者に。その後、佐藤将光がベルトを返上し正規王者となった。今年3月の大塚隆史との防衛戦ではフルラウンド戦い抜き、王座防衛に成功。今回がRIZIN初参戦。
1R、ともにオーソドックス構え。先にワンツーから右ストレートを当て詰める元谷! 岡田は四つに組むが、体を入れ替えて押し込む。ブレーク。圧力をかける岡田は前蹴り。しかし元谷は左の長いジャブ! 首相撲の岡田にボディに左右突く元谷。元谷がロープ外に出て再開。
ガード固め圧力かけて左右を突く元谷! さらに跳びヒザも先制する元谷に岡田は受けに。元谷はスイッチもして左ハイをガードの上に。さらにローも金的に入り、中断。再開。回転蹴りの動き、サイドキックも見せる岡田だが、元谷はかわす。
2R、先に詰める岡田は右カーフキック。元谷もローを返すと二段蹴りを見せる。しかし元谷は上下に散らして打撃。岡田は右カーフ! しかし右の打ち終わりに左を返す元谷! 元谷は首相撲からヒザ連打! そこにダブルレッグは岡田。離れ際にミドルを当てる!
ジャブを当てる元谷。スイッチする岡田は左インローも前足に当てる。右を当てる元谷は回る岡田を追いかける。左の離れ際のフックは岡田。さらに左ストレート! 前に出るが、コーナーを出る元谷。積極的に前に出る岡田だが、決定打は奪えず。
3R、岡田のロープ掴みに警告。左の三日月蹴りは岡田もすぐに押し戻す元谷も蹴り返し! 右ローを打つ岡田。常に動く元谷は、ボディストレート。さらに左ジャブから右ストレート! 左の前蹴りの岡田。しかし左ジャブの打ち終わりに右を返す元谷。岡田の右の蹴りを当てるが、打ち合いに右フックは元谷! さらにワンツーから左と元谷の打撃のヒットが多くなる。
詰めてダブルレッグテイクダウンは岡田! 右手でギロチンチョークを狙う元谷だが、岡田は対角のサイドに回り脱すると、元谷はサイドを取られながらもヴァンフルーチョークを狙う。ゴング。判定は3-0で打撃勝負を徹底した元谷が、PODでの出稽古の成果も活かし、現修斗世界王者を下した。元谷はは二回戦進出。