キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心が志朗を“究極の駆け引き”で返り討ち、原口健飛が白鳥大珠から2度ダウンを奪い因縁に決着、ダウンの応酬で鈴木真彦がKO勝ちで復活勝利、寺山日葵は田渕にいいところを出させず、元プロ野球・相内誠は初回KO負け

2021/02/28 14:02

▼第5試合 -56kg契約 3分3R延長1R
〇江幡 塁(伊原道場/初代WKBA世界スーパーバンタム級王者、KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王者、第9代新日本キックボクシング協会バンタム級王者)
KO 1R 2分38秒 ※左フック
×拳剛(誠剛館/DEEP☆KICK-55kg王者、RISEバンタム級3位)


 江幡は双子の兄・睦とともに江幡ツインズとして知られ、新日本キックボクシング協会のエースとして活躍。新日本キックボクシング協会日本バンタム級王座、WKBA世界スーパーバンタム級王座、KING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級初代王座決定トーナメント優勝で3本目のベルトを巻いた。兄弟揃ってワンツー&ローキックを主軸とした高い攻撃力を持ち、戦績は41勝(21KO)3敗3分。2020年11月の「那須川天心挑戦者決定トーナメント」の準決勝で鈴木真彦に敗れ、これが再起戦となる。


 拳剛は父が立ち上げた誠剛館の館長。2019年6月の『RIZIN』では植山征紀にTKOで敗れたが、その後は3連勝でDEEP☆KICK王者にも就いた。2020年11月のRISEではRISEバンタム級4位(当時)拓也を初回KOし、現在4連勝と波に乗る。177cmとこの階級では長身を誇り、江幡との身長差は実に12cm。


 1R、両者軽快なステップを踏みながら江幡は左インロー、拳剛はストレート系のパンチを伸ばしながら右ミドルを蹴る。江幡は左ローで奥足も蹴る。江幡の飛び込んでの左フックからの右ストレートで拳剛は仰向けにダウン。さらに連打で襲い掛かり、左フックで仕留めた。拳剛は身体が一直線に伸びるほどの倒れ方。


 圧倒KOで連敗から脱出した江幡は「11月の大阪のトーナメントに出ました。その試合では年間ベストバウトに選んでいただき光栄ですが、結果には満足していません。今回はしっかり調整してきました。RISEのリングでしっかり輝くために戦い方を改良してきました。皆さんどうでしたか? 僕の友人が言っていました。エンターテインメントは血の通う産業だ、と。僕たちもこのリングでアツくアツく生きたいと思います」とメッセージを送った。

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