キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心が志朗を“究極の駆け引き”で返り討ち、原口健飛が白鳥大珠から2度ダウンを奪い因縁に決着、ダウンの応酬で鈴木真彦がKO勝ちで復活勝利、寺山日葵は田渕にいいところを出させず、元プロ野球・相内誠は初回KO負け

2021/02/28 14:02
【RISE】那須川天心が志朗を“究極の駆け引き”で返り討ち、原口健飛が白鳥大珠から2度ダウンを奪い因縁に決着、ダウンの応酬で鈴木真彦がKO勝ちで復活勝利、寺山日葵は田渕にいいところを出させず、元プロ野球・相内誠は初回KO負け

撮影/若原瑞昌

Cygames presents RISE ELDORADO 2021
2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ

▼メインイベント(第11試合)SuperFight!バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
〇那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者)
判定3-0 ※30-28×3
×志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)


 RISE年間最大のビッグマッチ『ELDORADO』のメインイベントを飾るのは、那須川と志朗の2度目の対戦。両者は2019年9月のRISE WORLD SERIES 2019 -58kg決勝戦で対戦し、那須川が判定勝ちしている。その後、志朗は「那須川天心挑戦者決定トーナメント」で優勝して那須川と戦う権利を得た。


 那須川はまるでスーパーサイヤ人のような髪型で登場。


 1R、志朗は左回りで那須川の外側へ。那須川のワンツーに右ストレートを返す。那須川は左インローと左ミドルを多用。那須川のパワフルな攻撃が目立つ。フェイントも駆使して攻撃を当てていく。


 2R、那須川はパンチから左ミドルをしっかり当てていく。志朗は右インロー、志朗が右ストレートを返すと那須川が一気に前へ出てきて連打から飛びヒザ蹴りを放つ。志朗が右ミドルを3度連続ヒット。突破口と感じたか、その後も志朗は右ミドルを蹴る。


 3R、志朗が勝負に出る。ローを蹴り、パンチを放つと那須川も同じ技を返す。那須川はジャブで機先を制す。前蹴りをキャッチして左フックを打ってきた那須川に志朗はバックハンドブローを放つが、志朗のヒジ部分が当たってしまい試合中断。再開後、那須川はワンツーからヒザ蹴り。志朗は思い切り右を放つが空を切る。


 判定は3-0で志朗を返り討ちにした那須川は「まず、戦ってくれた志朗君。本当に究極の心理戦というか。格闘技っていろいろなパターンがあって、究極の駆け引きができて勝つことができてまた強くなれたと思います。久々に駆け引きをして勝てたのが嬉しく思います。成長させてくれた志朗君ありがとうございました。ボクシングに行くとかいろいろ言われていますが、僕がキックにいる時間って少ないんですよね。だから最後までしっかりRISEに恩返しして、キックを去る日まで無敗で行きたいと思います。今後もよろしくお願いします」とマイクで語った。

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