▼第7試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R延長1R
〇朝久泰央(朝久道場)
KO 3R 1分48秒 ※左ヒザ蹴り
×蓮實 光(パラエストラ栃木)
朝久は福岡在住で、兄・朝久裕貴と共に兄弟で活躍するファイター。現Krush王者のレオナ・ペタスには2敗を喫しているが、大沢文也、大岩龍矢、安保璃紅、山本直樹らを撃破し、2020年3月には現K-1ライト級王者・林健太から番狂わせの勝利を奪った。これを機にスーパー・フェザー級からライト級に転向。9月には弘輝をハイキックで粉砕した。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイルで戦績は16勝(3KO)7敗。
蓮實は総合格闘家でもあり、Krushには2018年6月から参戦。パワーを活かしたファイトスタイルで4勝(2KO)2敗の戦績をマークし、今年3月には東本央貴とダウンを奪い合う試合を演じてKO勝利。7月には大沢文也からも3度のダウンを奪ってKO勝ちしているハードパンチャーで戦績は5勝(3KO)2敗。
1R、朝久は左右に構えを変えながらパンチ、左ハイキックを狙う。二段蹴り、左インローを繰り出す朝久に蓮實は近付いてフックを叩きつける。フットワークで縦横無尽に動く朝久に蓮實が右フックをヒットさせるも、朝久は独特の動きでボディへパンチを見舞う。さらに後ろ蹴り、飛びヒザ蹴り。強い右ローを蹴る朝久に蓮實は距離を詰めての右フックを放つ。
2Rが始まると蓮實は一気に前へ詰めてフックを狙う。朝久は逆にステップを使って回り込む。朝久の顔面前蹴りがヒット、蓮實が前へ出てくると朝久がロングリーチからのパンチを当てに行く。さらにヒザ蹴りを突き刺す。サウスポーから左ストレート、左ロー、オーソドックスになって右ローと攻撃の数が圧倒的に多い朝久。蓮實は先手を取られる。
3R、朝久の左フック、左ストレートに蓮實は前へ出て打ち合いを挑む。蓮實の必殺アッパーをかわした朝久が左ストレート。一度離れると飛びヒザ蹴りをヒットさせてグラつかせた朝久だが、蓮實はそれでも前へ出る。続いて左インローにガクッとした蓮實へパンチを連打。なおも前へ出ようとする蓮實だが最後は左ヒザをグサリ。ついに蓮實が倒れ、そのままレフェリーがストップ。朝久が殺傷能力の高さを証明した。
朝久はマイクを持つと「今日のメインでタイトルマッチをやると思いますが、勝った方、俺とやろうぜ。この階級のチャンピオンとしてヘビー級まで全部のチャンピオンを倒そうと思っています」とタイトル挑戦をアピール。
続けて「一番大事なこと。12月13日は僕のばあばの誕生日なので、この勝利を捧げたいと思います。これからも勝ち続けます」と微笑んだ。