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レポート

【K-1】ゴンナパーが熱闘を制して新王者に、木村“フィリップ”ミノルはダウン奪われるも逆転TKO勝ち、才賀紀左衛門は卜部弘嵩に反則勝ち、朝久泰央が鮮烈KO勝ち、佐々木大蔵は大和哲也を破る、不可思が逆転KO勝ち

2020/12/13 15:12

▼第1試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者)
KO 2R 3分09秒 ※右ストレート
×鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/第7代Krushスーパー・ライト級王者)


 不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、10月の『Krush』では喧嘩屋・堀井翼にTKO勝ちして再起。2019年12月には大和哲也にKO勝ちし、2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。さらに9月大会では平山迅に合計3度のダウンを奪われて惨敗。今大会に再起を懸ける。


 鈴木は2016年12月にKrushでプロデビューすると、サウスポースタイルから繰り出す左ミドル&左ストレートを武器に頭角を現し、2019年1月にKrushスーパー・ライト級王座を獲得。2019年8月の初防衛戦ではK-1ファイターとして活躍していた左右田泰臣の挑戦を退けている。現王者・佐々木大蔵に2連敗を喫してタイトルを失ったが、7月大会でFUMIYAを初回KOに破って再起。10月のKrushでも松本篤人を激闘の末にKOした。


 1R、不可思が右ミドルを蹴るとサウスポーの鈴木は左ミドルを返す。左ミドルを蹴られると不可思は右ロー。右の蹴りを多用する不可思に鈴木は左ストレートを合わせに行く。


 2R、鈴木が前に出てきて左ミドルからの左ストレート。鈴木が左ミドルを蹴り、不可思が返そうとしたところへカウンターの左ストレートでダウンを奪う。左ミドルから左右のストレートで畳みかける鈴木。


 しかし、不可思の左ボディストレートからの右ストレートで鈴木がバランスを崩し、右ストレートで不可思がダウンを奪い返す。ところが、不可思の右ローに鈴木が左ストレートを合わせて鈴木がまたもダウンを奪う。


 勝負に出た不可思が打ち合いに出て連打の右ストレートで鈴木をダウンさせる。鈴木は起き上がろうとするも身体がいうことをきかず、不可思がダウンの応酬を制しての逆転KO勝ちを飾った。


“してやったり”の表情を浮かべる不可思はマイクを持つと「(大会に第1試合として)火を着けました。来月のK'FESTAオファー待っています」と、2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』への参戦をアピールした。

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