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レポート

【K-1】ゴンナパーが熱闘を制して新王者に、木村“フィリップ”ミノルはダウン奪われるも逆転TKO勝ち、才賀紀左衛門は卜部弘嵩に反則勝ち、朝久泰央が鮮烈KO勝ち、佐々木大蔵は大和哲也を破る、不可思が逆転KO勝ち

2020/12/13 15:12

▼第6試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO/Krushスーパー・ライト級王者)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×大和哲也(大和ジム/元WBCムエタイ世界スーパー・ライト級王者)


 佐々木は2008年にK-1甲子園でベスト8入り、同年5月にプロデビューし、2016年にKrushライト級王者となった。2018年4月の2度目の防衛戦で同王座を失い、スーパー・ライト級に転向すると同年11月のK-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントでは準優勝。2019年6月大会では不可思をTKOで下している。2月大会で鈴木勇人を破り、ライト級に続いての2階級制覇に成功。7月には初防衛に成功し、10月には中野滉太に判定勝ち。


 大和は2005年7月プロデビューの31歳。キックボクシングで数々のタイトルを獲得し、2010年にK-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメントで全試合KO優勝を果たす。その後はムエタイルールでの試合に専念していたが、2016年末からK-1に参戦。2018年11月の第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント1回戦でゲーオにKO負けを喫し、2019年8月には近藤拳成に勝利して再起を果たしたが、12月に不可思にKO負け。今回が約1年ぶりの再起戦となる。


 1R、右ローを蹴る大和に佐々木は左ミドルからのワンツー。大和は左インローを何度も蹴る。佐々木の左ミドルに左フックを合わせに行く大和。ロープに詰めても大和が左フックをヒットさせる。佐々木は右ミドル、右前蹴りで大和を突き放した。


 2R、前に出るのは大和。佐々木はワンツー、左ミドルでそれを押し戻すが大和は左ローを蹴って再び前へ。左フックを狙っていく大和に佐々木はワンツーを連打。パンチの数を増やして佐々木が前へ出ていく。これを被弾する大和。しかし、大和は左ローで佐々木のバランスを崩していく。


 3R、強打を放つ大和にシャープなパンチを的確に当てる佐々木。圧力をかけて前へ出る大和だが、佐々木が右ヒザをボディへ突き刺す。手数の佐々木に一発の大和という展開。右が相打ちとなると、残り1分を過ぎて佐々木が右ストレートで前へ出る。明らかに足が止まった大和へ佐々木が右ストレート、左フックを叩き込む。大和も右フックを打ち返し、最後の10秒でフックの打ち合い。しかし、佐々木がミドルを蹴ってストレートで前へ出る。


 判定は佐々木の勝利。テクニシャンぶりと試合運びの上手さを見せ、大和を振り切った。

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