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レポート

【K-1】山崎秀晃が安保瑠輝也に1R豪快KO勝ち、椿原龍矢が江川優生を破る大番狂わせ、高梨knuckle美穂がMIOにK-1の洗礼を浴びせる、卜部功也が復活勝利で3階級制覇を宣言、朝久泰央がハイキックで弘輝に壮絶逆転KO

2020/09/22 15:09

▼プレリミナリーファイト第5試合 K-1スーパー・バンタム級 3分3R
〇黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
[判定3-0] ※30-28×2、30-27
×三井大揮(WIZARDキックボクシングジム)


 黒田は3勝7敗1分の戦績を持つ22歳、三井はIMCスーパー・バンタム級王座を持ち、戦績は14勝(5KO)9敗 2分でほぼムエタイルールだという29歳。現役の消防士。

 1R始まってすぐに黒田が連打すると三井は左フックを返す。三井は左右ミドルを放ち、リーチの長い黒田はよく伸びる右ストレート。2Rは黒田がストレート系を中心に三井を下がらせて左ボディも叩く。三井は攻撃を繰り出してもなかなかヒットを奪えず。3R、右のスイングフックを狙う三井だが、黒田の左ヒザ蹴り連打に後退。黒田は右ストレート、飛びヒザ蹴りで前に出て優勢を印象付け、黒田が判定勝ちした。

▼プレリミナリーファイト第4試合 K-1ライト級 3分3R
〇髙橋直輝(若獅子会館)
[判定3-0] ※30-28、30-29、29-28
×石田龍大(拳心會館)


 高橋はACCELバンタム級初代王者で、プロ戦績は11勝(2KO)6敗2分と今回が20戦目となる22歳。対する石田はK-1甲子園2019 -60kg王者でプロ戦績は1勝の17歳。

 サウスポーの石田は圧力をかけて左ストレート、左ヒザ蹴り。高橋は石田が入って来ると右ストレートを打ち返す。2Rは高橋も前へ出て右インロー、石田が左右ストレートの連打で詰めてくると体勢を入れ替えて右ストレートを命中させる。3R、全く下がらない高橋に石田はやりにくそうで手数が減った。時折左右を連打して前へ出るが、そこに高橋がカウンターを合わせる展開。判定3-0で高橋がキャリアの差を見せた。

▼プレリミナリーファイト第3試合 K-1フェザー級 3分3R
×山脇魁斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
[判定0-3] ※29-30×2、28-29
〇立基(=りき/K-1ジム目黒TEAM TIGER)


 山脇は4勝(1KO)6敗の戦績の21歳。K-1 JAPAN GROUPの試合では4連敗とそろそろ白星が欲しい。立基は大阪出身で第30回K-1アマチュアチャレンジAクラス -60kg優勝の実績がある23歳。プロ戦績は1敗。

 前に出る立基に対し、山脇は大きく回り込みながら突然前へ出てワンツー、左ミドルで立基を押し戻す。2R、狙っていた右ストレートをヒットさせた立基は一気にパンチをまとめて強烈な左ボディで何度も腹をえぐる。山脇もワンツーとヒザで対抗。3Rも立基が前へ出て左ボディを狙い撃ち、山脇は右ストレート、左ミドル、右ヒザで応戦するが立基も右を顔面に命中させ、立基が2戦目でプロ初勝利を飾った。

▼プレリミナリーファイト第2試合 K-1スーパー・バンタム級 3分3R
×梨緒弥(若獅子会館 MATSUBARA)
[3R 1分33秒 KO] ※右ストレート
〇永井卓海(team ALL-WIN)


 梨緒弥はK-1カレッジ2019 -65kg王者でプロ5勝(1KO) 1敗の戦績を持つ21歳。永井は第8回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -65kg優勝の実績を持ち、プロ戦績は1勝1KOの22歳。

 好戦的な永井は前に出て右ストレート、ヒザ蹴りと積極的に攻める。サウスポーの梨緒弥はそれを左右フックで迎え撃つ。永井のよく伸びる右ストレートがヒットし、2連打でダウンを奪う。一気に畳みかける永井だが、梨緒弥が左フックでダウンを奪い返した。


 2Rも前に出るのは永井。パンチをまとめて梨緒弥をロープ際に追い詰めると右の顔面ヒザ蹴り。逃げる梨緒弥を追っていき、ガードの上から右ハイを叩きつけてダウンを奪う。さらにラウンド終了直前、右フックに右ストレートを合わせてダウンを追加する。


 3R、永井は右ヒザをボディに突き刺し、下がる梨緒弥の顔面へ狙いすました右ストレート。梨緒弥は弾けるようにダウンし、レフェリーがストップ。永井が2連続KO勝ちを決めた。

▼プレリミナリーファイト第1試合 -53kg契約 3分3R
×山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード)
判定0-3 ※27-29×2、28-30
〇豊田優輝(B.W)


 K-1カレッジ2019 -60kg王者の21歳・豊田と、K-1甲子園2019 -55kg王者の18歳・山脇がオープニングを飾る。豊田はプロ2敗、山脇は1勝1KO。

 前に出て右ストレートを当てに行く山脇に、サウスポーの豊田は右ジャブ、右フック、左ストレートでカウンターを奪いに行く。2R、飛び込んで打ち合いにきた山脇に豊田が左フックを合わせてダウンを奪う。豊田は足を止めて左右フックを連打し、優勢を印象付けた。3Rもパワフルなフックを放って優勢な豊田に、山脇は右ハイキックをかすめさせたが逆転はならず。豊田が3戦目で嬉しいプロ初勝利をつかんだ。

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