▼第7試合 スーパーファイト K-1スーパー・ウェルター級 3分3R・延長1R
〇和島大海(月心会チーム侍)
[2R 0分59秒 KO] ※左ローキック
×ラーシーシン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
和島は第1回K-1アマチュア全日本大会優勝など、アマチュア大会で数々の実績を残して2016年7月にKrush初参戦。サウスポーから繰り出す破壊力十分のパンチと蹴りでKO勝利の山を築き、戦績は12勝(10KO)4敗。3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントではアワターン(タイ)、城戸康裕を破って決勝へ進出するも、木村“フィリップ”ミノルに敗れて準優勝。
ラーシーシンは、タイのビッグマッチ『TOP KING』や『MAX MUAYTHAI』などの大会に出て外国人選手を撃破している重量級ムエタイ戦士。2019年11月に『KNOCK OUT』で日菜太と対戦し、左右に構えをスイッチしての左右ミドルキックで日菜太を苦しめ、5Rにはハイキックを浅くだがヒットさせている。この試合は判定2-0(50-49、49-49、50-48)で敗れているが、国内70kg級トップクラスの日菜太と渡り合う実力を示した。
1R、身長で上回るサウスポーの和島が左ハイで先制すると、ラーシーシンは左ミドルを返す。ラーシーシンはかなり強い右インローを蹴るが、和島も負けじと強烈な左インローで快音を響かせた。ラウンド終了間際、和島がラーシーシンの右ローへ飛び込みざまの左アッパー。これで押され気味に倒れたラーシーシンはダウンを取られる。不服そうな顔のラーシーシン。
2Rも蹴り合いが続く。和島が強烈な左ローで快音を響かせ、ラーシーシンにロープを背負わせると、1R終了間際の時と同じように右アッパーから左ローでダウンを奪う。アッパーが効いたか、ラーシーシンは目を見開いて身体を痙攣させ、和島が豪快なKO勝ちを飾った。
和島はマイクを持つと「地元大阪でKOできてよかったです。僕がこのリングに立てるのは皆さんのおかげですが、今日は一番応援してくれているお父さんの誕生日なんです。僕はもっと強い選手をいっぱい倒して、木村選手にリベンジを狙いたいと思います」と、勝ち続けて木村“フィリップ”ミノルと再戦したいと語った。