▼第1試合 スーパーファイト スーパー・ライト級 3分3R・延長1R
〇近藤拳成(大成会館)
[3R 0分1秒 KO] ※ドクターストップ
×泰斗(韓国/LEOPARD GYM)
近藤はK-1甲子園2015 -65kg準優勝、2016同優勝の実績を持ち、2016年4月にプロデビューした20歳。2019年8月のK-1大阪大会で大和哲也に挑んだが判定3-0で敗れた。11月のKrush大阪大会で再起戦に臨み、左フックでKO勝ちを収めている。7月11日のKrushではKrushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵に挑んだが、タイトル奪取ならず今回が再起戦。
泰斗は2010年からKrushに参戦。2015年8月にはKrushスーパー・ライト級王座に挑戦した。2016年以降は連敗が続いたが、2019年11月に約3年10カ月ぶりの勝利。12月のK-1名古屋大会では松岡翔大にKOで敗れたが、ベテラン健在ぶりを示したいところだ。
1R、泰斗は左のパンチから右ローを多用、近藤はジャブを出しつつ前へ出ていく。近藤のジャブ、左フックが泰斗を捉える。前に出ると同時に放った右ストレートで泰斗がグラつき、近藤はロープを背負わせて右を何度も命中させ、ラウンド終了間際に右ストレート2連打でダウンを奪う。
2R、近藤は右ストレートと左フックで打ち合いに出る。泰斗も左右フックとバックハンドブローで応戦するが力がなく、近藤がロープやコーナーへ詰めていく。コーナーでの右ストレート、左フック、右ストレートでダウンを奪い、さらにコーナーで連打を見舞うが泰斗はタフだ。
3R開始直後、泰斗の右こめかみ辺りに陥没が確認され、ドクターチェック。試合続行不可能と判断され、近藤のTKO勝ちとなった。
近藤はマイクを持つと「去年の8月の大阪と7月のタイトルマッチで凄い差を付けられて負けてしまって、練習を積んできましたが僕はまだまだ弱いので、今年残りの期間と来年で修業を積んで65kgのベルトを死ぬ気で獲りに行きたい。来年絶対にチャンピオンになるので僕のことを覚えてください」と、2021年こそ王者になるとアピールした。