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レポート

【K-1】山崎秀晃が安保瑠輝也に1R豪快KO勝ち、椿原龍矢が江川優生を破る大番狂わせ、高梨knuckle美穂がMIOにK-1の洗礼を浴びせる、卜部功也が復活勝利で3階級制覇を宣言、朝久泰央がハイキックで弘輝に壮絶逆転KO

2020/09/22 15:09

▼第9試合 スーパーファイト K-1女子ミニマム級 3分3R・延長1R
×MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
[判定0-3] ※28-30、29-30、28-30
〇高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM/第2代Krush女子アトム級王者)


 MIOは元シュートボクシング日本女子ミニマム級王者で、シュートボクシング女子軽量級のエースとして活躍したが、2019年7月に突如シュートボクシングからの引退を発表。同年8月24日にはエディオンアリーナ大阪にて開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪~』のリング上に現れ、「K-1ファンの皆さん始めまして。この度、K-1への参戦が決定しましたMIOです」とK-1電撃参戦を表明。


 高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)を延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、一階級上の女子ミニマム級に転向すると6月の真美戦でダウンを奪って勝利。その場でMIOとの対戦をアピールした。


 1R、、ワンツーで仕掛けた高梨にMIOも正面から打ち合いに応じる。離れるとMIOが前蹴りと右ミドル、高梨はローを蹴りつつ右ストレートを打っていく。高梨の左フック、右ストレートにMIOがややのけ反る。MIOの左ミドルに右ストレートを合わせに行く高梨。MIOからの攻撃に高梨はパンチを必ず合わせる。


 2R、高梨はジャブから右ボディ、そして右フック。MIOは得意の右ストレートを放つが、距離が足りていない。MIOの右に高梨が右を返し、MIOがのけ反る。MIOの攻撃に必ずパンチを合わせ、自分からもワンツーを当てていく高梨。MIOは打ち終わりも狙われてリズムに乗れない。


 3Rも打ち終わりに右ストレートをもらう高梨。MIOもようやく右ストレートをクリーンヒットさせるが、高梨のパンチを顔面にもらう場面が目立つ。右をヒットさせても返しの連打をもらってしまうMIO。手数でもヒット数でも高梨が上回る。打ち終わりに高梨のパンチをもろに顔面にもらってしまうMIOは最後までペースを取れず、判定3-0で高梨がMIOにK-1の洗礼を浴びせた。


 高梨は何度も首を捻り、納得のいかない表情で「今日の試合、絶対KOすると決めていたんですが気持ちがそこまで出し切れなくて。KO出来そうだったのに出来なくて悔しいです。でも格上相手に手応えは感じたのでもっとレベルアップは出来ると思います。家族とか友だちとかこんな中、応援に来てくれてありがとうございました」と試合を振り返った。

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