▼第8試合 58.0Kg契約 RED(ヒジ打ちあり)ルール 3分5R
×駿太(谷山ジム/Bigbangスーパーフェザー級王者)
TKO 2R 2分11秒 ※ヒジによるカット→ドクターストップ
〇栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
駿太は2003年2月にプロデビューし、6月のBigbangで60戦目を迎えた大ベテラン。国内とタイのトップ選手を相手に渡り合い、戦績は36勝(14KO)21敗4分。
栗秋は九州で50戦近い試合をこなし、昨年上京するとクロスポイント吉祥寺入り。強打を武器にREBELSのエースとして活躍する。11月にはシュートボクシングに参戦し、SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀をヒジ打ちでTKOに破った。
両選手とも安本晴翔(橋本道場)に敗れており、安本に再び挑戦状を叩きつけるのはどちらになるのか。
1R、栗秋はハイキック、駿太はヒジ打ちを繰り出すも様子見に終わるかと思われたが、ラスト30秒で栗秋が飛びヒザ蹴りの奇襲から一気に左右フックの連打。ロープへ釘付けとなった駿太は左フックをもらってダウン。栗秋はさらにラッシュを仕掛けるが駿太はこのラウンドを乗り越えた。
2Rも栗秋は飛びヒザ蹴りをヒットさせて一気にラッシュ。駿太もパンチで応戦して右ストレートをヒットさせるも嵐のような栗秋のラッシュに襲われる。栗秋は駿太が前に出てくると右ヒジ一閃。カットすることに成功し、駿太を大流血させてドクターストップに追い込んだ。
▼第7試合 65.0kg契約 REDルール 3分3R+延長1R
〇タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/元WMC世界フェザー級王者)
判定3-0 ※30-27×3
×鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
鈴木はひたすらローを蹴り、タップロンは右ミドル、接近するとヒジ打ち。2Rに鈴木の右フックがヒットした直後、タップロンが右ストレートでダウンを奪う。
3Rも鈴木は左ローを蹴り続け、タップロンは左ミドル。鈴木のアッパーを交えたパンチのコンビネーションをもらったタップロンはすぐに右ストレートを打ち返す。
鈴木に優勢な場面をほとんど作らせず、ダウンも奪ったタップロンが判定勝利。
▼第6試合 61.0kg契約 REDルール 3分3R+延長1R
×シラー・ワイズディー(タイ/Y’ZD GYM/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者、元オムノーイスタジアム認定フェザー級王者)
判定0-2 ※29-30、29-29、28-29
〇雅 駿介(PHOENIX/ムエタイオープンライト級王者、スック・ワンキントーン同級王者、WMC日本同級王者)
シラーは2010年に来日し、以後は日本に在住して試合を行ってきた。タイ時代にはあのブアカーオからも勝利を収めている。しばらくトレーナーに専念していたが、今年9月に新日本キックで現役復帰。WKBA世界ライト級王者・重森陽太と引き分けて40歳近い年齢ながらも健在ぶりを発揮したが、12月8日の『BOM』では梅野源治に初回TKO負けを喫した。戦績は300戦を超える。
雅はその梅野の後輩で、高校時代からキックボクシングを始め、2014年に学生キックでライト級王者に輝く。アマチュアではRISEの2014年KAMINARIMON全日本トーナメント65kg級で優勝。プロになってからはムエタイオープンライト級王者、スック・ワンキントーン・ライト級王者、WMC日本ライト級王者の三冠王になっている。梅野に続いてシラー越えを達成することができるか。
1R、前に出る雅にシラーは蹴り足をキャッチしての軸足払い、軸足蹴りで雅をコカしていく。雅はジャブから右ストレート狙いでパンチをコツコツと当てていく。
2Rになるとシラーが前へ出てきて右ミドルを蹴り、雅がそれをパンチで迎え撃つ展開に。3R、雅は組み付いていくがヒザは出せず、逆にシラーは組み付くとヒザ蹴り。前に出てミドルを蹴るシラーに雅は右ストレートとヒジで迎え撃つ。コツコツとパンチを的確に当てていった雅が判定2-0で勝利を収めた。
▼第5試合 67.0kg契約 REDルール 3分3R・延長1R
×喜入 衆(NEXT LEVEL 渋谷/元ルンピニージャパン・ウェルター級王者)
判定0-3 ※29-30、28-30、28-30
〇峯山竜哉(WSR フェアテックス西川口/J-NETWORKウェルター級王者)
峯山は様々な団体で活躍する選手で、蹴り技とパワフルな左右フックが持ち味。なかなかタイトルに恵まれなかったが、2月のJ-NETWORKウェルター級王座決定戦で勝利を収め、王座に就いた。
喜入は29勝(5KO)35敗5分と69戦ものキャリアを持つ大ベテラン選手。当初、峯山と今大会で対戦することが決まっていたUMAと昨年12月にルンピニージャパン・ウェルター級タイトルマッチを行って敗れている。
サウスポーの峯山は左ミドルを多用して左ストレートを狙う。喜入は左へ回り込みつつ左右ローを峯山の前足へ蹴り、左フックを放っていく。同じ展開が続き、終始峯山が左ミドルでコントロールする状態となり、喜入はなかなか入ることが出来ず、峯山の勝利となった。