キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】無法島GP優勝はシュートボクサー西岡蓮太、ぱんちゃんが祥子をローキックで返り討ち

2020/02/11 14:02

▼第12試合 57.5kg契約 RED(ヒジ打ちあり)ルール 3分3R・延長1R
〇安本晴翔(橋本道場/WPMF世界フェザー級暫定王者、REBELS-MUAYTHAI同級王者、INNOVATIONスーパーバンタム級王者)
判定2-1 ※29-28、28-29、30-29
×ダウサイアム・ノーナクシン(ノーナクシンムエタイジム/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位)


 安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得した。

 今年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月のREBELSでは栗秋祥梧を破りREBELS-MUAYTHAIフェザー級王座を戴冠。8月のKNOCK OUTでは古豪・駿太、10月のKNOCK OUTではWBCムエタイ日本統一フェザー級王者・新人を初回KO。11月のイノベーション岡山大会ではプレム・T.C.ムエタイも初回KOで下してWPMF世界フェザー級暫定王座を獲得して三冠王に。戦績は16勝(7KO)1敗2分。


 圧倒的な強さを発揮している安本だが、今回の相手ダウサイアムは強敵だ。元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位で、戦績は64勝15敗1分。2017年8月に佐々木雄汰に判定勝ち、2018年3月にWMC日本スーパーバンタム級王者・渡辺優太をハイキックでKO、2019年11月には興之介を飛びヒザ蹴りで2RにTKOと日本人を相手に強さを誇る。元ランカーとはいえまだ23歳と若い、アグレッシブなスタイルのムエタイファイターだ。

 1R、サウスポーの安本はまず左の三日月蹴り。ダウサイアムは右の重い蹴りをロー、ミドルと蹴る。安本はワンツーを打ち込み、ダウサイアムはヒジを繰り出す。終盤、安本が三日月蹴りの連打からパンチをまとめる。


 2R、三日月蹴りを狙う安本は左ボディブローも叩きつけ、ダウサイアムは右フックを返す。余裕さえ見せる安本にダウサイアムは右ロー、安本はダウサイアムのパンチや蹴りをかわし、右ストレートを打つ。さらに後ろ蹴りも命中。

 3R、右ストレートを打ち込む安本にダウサイアムは首相撲に持ち込む。離れると後ろ廻し蹴りを空振りしてからのバックハンドブロー。ダウサイアムは右の強いパンチとミドルを繰り出すが、安本も強い右ストレートを打ち返す。最後は安本が胴廻し回転蹴りを放って終了。


 判定は2-1と割れたが、安本が強豪タイ人を下して5連勝を飾った。

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