▼第10試合 無法島GRANDPRIX 準決勝第2試合 64kg契約 BLACKルール 3分3R・延長1R
〇西岡蓮太(龍生塾/シュートボクシング日本ライト級王者)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
※西岡が決勝戦へ進出。
1回戦で小川翔を延長戦の末に振り切った西岡と、与座優貴との無敗対決を激闘の末に制した鈴木が準決勝第2試合を争う。
1R、鈴木はいつものようなラッシュを仕掛けず、じっくりと落ち着いてローとミドル。西岡は得意のジャブをしっかり当てに行き、鈴木がミドルを蹴ってくるとキャッチする。西岡が打ち合いに行って右フック、左フックをヒットさせた。
2R、一発の強打を放ってくる鈴木に対して、西岡は一発目を軽くヒットさせると回転力を活かして連打をまとめる。西岡のワンツーがクリーンヒット。
3R、鈴木は右ボディストレートにヒザ蹴り、さらにタックルを仕掛けるような体勢に。前に出ようとする鈴木へ西岡が右ハイ。鈴木は倒そうとフックを振り回すがなかなか当てることができず、逆に西岡は左右フックやワンツーをヒットさせる。
有効打の数で西岡が優勝候補の鈴木にプロ初黒星を付け、バズーカの待つ決勝戦へ駒を進めた。
▼第9試合 無法島GRANDPRIX 準決勝第1試合 64kg契約 BLACKルール 3分3R・延長1R
〇バズーカ巧樹(菅原道場/MA日本キックボクシング連盟スーパーライト級王者)
判定3-0 ※30-26×3
×古村匡平(FURUMURA-GYM)
※バズーカが決勝戦へ進出。
1回戦で橋本悟をダウンさせて勝利したバズーカと、丹羽圭介を接戦の末に下した古村が準決勝第1試合で対戦。
1R、前へ出る古村は得意の右を繰り出していくが、バズーカは古村が前へ出ると右ロー、前蹴りを合わせて前進を止め、ミドルも蹴る。さらに古村に右を空振りさせてパンチを打つなどアウトボクシングに徹する。
2R、古村は前へ出てパンチを打ってくると、バズーカも打ち合いに応じる。古村の右をブロックしての左ストレート返し、パンチをまとめて打ってはすぐに離れるといったキャラクターとは真逆なうまさを見せる。古村はヒザ蹴りを突破口に一気にボディを攻めていくが、打ち合いに来たところで古村の右フックにバズーカが右フックを合わせてダウンを奪う。
3R、バズーカは序盤から打ちに行き、左フックからの右ストレートでダウンを追加。さらに左ハイで古村をのけぞらす。右フックで打ち合いに行く古村をバズーカは前蹴りで突き放し、左右ストレートの連打から右ミドル。スイッチも多用してミドルとストレートの長い攻撃で攻める。
勢いに乗るバズーカは自分のアゴを叩いて“打ってみろ”と挑発、ノーガードでステップするなどノリノリ。古村は最後に右を打ちに行ったが、ついに不発に終わりバズーカが大差の判定勝ちを収めて決勝へ進出した。