2025年4月3日、TKOグループ・ホールディングス傘下のUFCは、Metaとの複数年にわたるパートナーシップを発表し、Metaの最先端技術を活用することで世界のUFCファンとのエンゲージメントを実現する、と発表した。
Metaは、UFC初の「オフィシャル・ファン・テクノロジー・パートナー」としてUFCと協力し、Meta AI、Meta Glasses、Meta Quest、Facebook、Instagram、WhatsApp、Threadsなど、Metaのテクノロジー・プラットフォーム、サービス、製品を活用し、ファンをこれまで以上にUFCのコンテンツに没入させること、さらに「UFCのオフィシャルAIグラス・パートナー」となり、UFCと協力して、UFCのイベントでAIグラスを魅力的な方法でクリエイティブに使用するとした。
UFCのダナ・ホワイト社長兼CEOは、「このスポーツを成長させるために、長年にわたって多くの素晴らしいパートナーを得てきたが、マーク(ザッカーバーグ)とMetaの彼のチームは、UFCファンを驚かせるようなことをやってくれるだろう」「Metaはテクノロジー界で最高の頭脳を持ち、ファンとの関わりを次のレベルに引き上げようとしている。我々はすでにMetaと新しいファイター・ランキング・システムに関する革新的な取り組みに着手しており、それは近々紹介する予定だ。今後数年間は、このスポーツのファンにとって絶対的なゲームチェンジャーになるだろう」とのコメントを発表した。
また、Metaの創設者兼CEOのマーク・ザッカーバーグは、「私はこのスポーツが大好きで、UFCと協力してファンに新しい方法でこのスポーツを体験してもらうことを楽しみにしている」と語っている。
実際、ザッカーバーグ氏は、柔術やグラップリングのみならず、打撃やMMAのトレーニングも行っており、UFCで解説も務めるジョー・ローガンの『ジョー・ローガン・エクスペリエンス』に出演した際に、「柔術だけでなく打撃の練習を始めたとき、脳を痛めない方法を見つけたいと思った」と発言している。そんな格闘技愛溢れるザッカーバーグ率いるMetaは、どのようなランキング・システムを開発するか。
今後、Metaのテキストベースの公開会話プラットフォームであるThreadsは、UFCのオフィシャル・ソーシャル・メディア・パートナーとなる。このパートナーシップにより、ThreadsはUFCコミュニティの主要な発信地として機能し、UFCの各イベントの重要な瞬間にまつわる会話を促進する独占的なオリジナル・コンテンツを特集し、ファンが視点を共有し、互いに関与するための専用スペースを提供するという。
UFCとMetaの両チームが協力して、あらゆるファンのためのUFC体験に革新と強化を導入される中で、新たなパートナーシップの追加要素が発表される予定だ。