キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】無法島GP優勝はシュートボクサー西岡蓮太、ぱんちゃんが祥子をローキックで返り討ち

2020/02/11 14:02
【KNOCK OUT】無法島GP優勝はシュートボクサー西岡蓮太、ぱんちゃんが祥子をローキックで返り討ち

撮影/安村 発

「テレ・マーカー Presents KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1」
2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館

▼メインイベント(第15試合)無法島GRANDPRIX決勝戦 64kg契約 BLACKルール 3分3R・延長1R
×バズーカ巧樹(菅原道場/MA日本キックボクシング連盟スーパーライト級王者)
判定0-3 ※29-30、29-28×2
〇西岡蓮太(龍生塾/シュートボクシング日本ライト級王者)
※西岡がトーナメント優勝。


 7時間以上にわたるロングラン興行の最後を締めくくるのは、優勝賞金200万円と初代KNOCK OUT64kg契約BLACKルール王座を懸けた「無法島GP」トーナメント決勝戦。勝ち上がってきたのはバズーカと西岡だ。


 1R、西岡がいきなり放った左ハイがヒット。一瞬アツくなったバズーカだが、すぐに冷静さを取り戻して距離を保っての左右ロー。ダメージの見える西岡の足を狙う。西岡は打ち合いを仕掛け、両者の左右フックが寸前のところで空を切る打ち合いが見られた。


 2R、西岡が身体ごと叩きつけるようなワンツー。その後、両者のワンツーがたびたび交錯する打ち合いが見られる。お互いに決定打はないが、やや西岡のヒットが目立ったか。


 3R、西岡がワンツーをヒットさせると、2Rと同じような打ち合いに。両者かなり大きい振りのパンチだが、西岡の左フックが当たり始める。それが繰り返される中、西岡の虚をつく左ハイでバズーカはダウン寸前に。バズーカは逆転を狙ってパンチを放つが、足元がおぼつかず転倒を繰り返す。

 判定3-0で西岡が勝利。見事、無法島GPを制した。西岡はマイクを持つと「みんなやっぱり優勝する気満々の人が多くてKOが少なかったですけれど、その気持ちが僕を奮い立たせてくれてこのベルトを巻くことが出来たと思います。皆さん、気を付けて帰ってください。シュートボクサー西岡蓮太でした」と、他の7選手の気持ちが自分にも伝わって力になったと話した。

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