▼第11試合 株式会社H・Tハウジング Presents 46.0kg契約 BLACK(ヒジ打ちなし)ルール 3分3R+延長1R
〇ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
×祥子JSK(JSK キックボクシングジム)
ぱんちゃんは 2月のプロデビュー以来6戦6勝と無敗、12月8日の新日本キックではプロ初のKO勝ちと勢いに乗る。メディアへの露出も増えており、人気急上昇中だ。
祥子はアマチュアで試合を重ね、2012年6月にプロデビュー。出産から約6年間のブランクを経て、昨年1月にリングに復帰した。現在は2人の子どもを育てながら選手として活動するとともに、所属ジムとフィットネススタジオを代表として切り盛り。戦績は4勝6敗だが、平岡琴や佐藤レイナといった強豪たちと拳を交え、4月にはJ-GIRLSピン級王座決定戦、11月にはミネルヴァ・ピン級王座決定戦とタイトルマッチも経験している。
両者は8月の『KNOCK OUT』で対戦しており、祥子の気迫のパンチと組み技に苦しめられたぱんちゃんが判定2-0(30-28、29-29、29-28)で勝利しているが、自分の中で悔いが残る試合だったようで自ら今回の再戦を希望した。
1R、ぱんちゃんがパンチの連打で前へ出れば、祥子もパンチの連打で押し返す。ぱんちゃんはローからパンチ、前蹴りからパンチと攻撃をつなげ、後ろ蹴りも繰り出す。祥子は下がらず前へ出て右ストレート。ぱんちゃんがバックハンドブローを放つと祥子もすぐに同じ技を返す。終盤、ぱんちゃんは右ローを連打し、祥子はパンチで応戦。
2Rも右ローを連打していくぱんちゃん。祥子はパンチを繰り出すが、ぱんちゃんのローで大きくバランスを崩す。パンチから右ローで徹底的にローを蹴るぱんちゃんは右ストレートもヒット。祥子は前蹴りでぱんちゃんを突き放すが、ローのダメージは明らかに。
3R、ぱんちゃんは右ローの集中砲火、祥子が組み付いてくるとヒザ蹴り。祥子もガムシャラに左右の連打で前へ出る。ぱんちゃんは前蹴りとワンツー、そして右ロー。祥子は必死に食らいつくがクリンチが多くなる。前蹴りと徹底した右ローで攻めたパンちゃんだが祥子の粘りにまたもKO勝ちを逃し、試合終了のゴングが鳴ると首を横に振る。