(C)Zuffa LLC/UFC
2026年8月28日(金)の『ROAD TO UFC』準決勝に続き、8月29日(土)15時30分から中国・上海オリエンタルスポーツセンターにて『UFC Fight Night: Nurmagomedov vs. Song』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。日本からバンタム級で朝倉海(JAPAN TOP TEAM)と、フライ級で鶴屋怜(THE BLACKBELT JAPAN)が出場した。
元RIZINバンタム級王者の朝倉は、2024年12月のUFCデビュー戦で階級を下げて、いきなり当時のフライ級王者アレッシャンドレ・パントージャに挑戦も、2Rにリアネイキドチョークで一本負けで戴冠ならず。25年8月にはティム・エリオットにもギロチンチョークを極められ、2連敗。
しかしバンタム級に戻して、26年5月30日の前戦でキャメロン・スモザーマンと対戦、1R TKO勝ちで初勝利を掴んでいる。その後、すぐに普段の練習に戻り、前戦前のファイトキャンプと同じ強度で取り組んできたという。そのため体重もキープし、減量もほぼ無く、最後の水抜きのみの状態となっていた。
会見・公式インタビューでは「フライ級ではこんなふうに短い期間で次の試合に出ることはできませんでした。前の団体(RIZIN)では、怪我をしていないときにはたくさんの試合に出ていました」と、バンタム級に戻したことで減量のダメージが蓄積せずに連戦に臨めると語っていた(※朝倉海 試合リポートはこちら)。
鶴屋は、5月30日の前戦マカオ大会で、1年2カ月ぶり復帰戦を当初のへスス・アギラーの欠場により、急遽ルイス・グルレー(米国)に変更。一階級上のバンタム級で対戦し、1R 3分19秒、リアネイキドチョークで一本勝ち。ジョシュア・ヴァン戦からの再起を果たしている。今回は本来のフライ級に戻しての試合で125ポンドでクリア。+1ポンド許容を使わずパスしている(※鶴屋怜 試合リポートはこちら)。
『UFC Fight Night: Nurmagomedov vs. Song』速報
▼バンタム級 5分5R ※選手名から前戦
〇ソン・ヤドン(中国)24勝9敗1分(UFC 13勝4敗1分)5位 136lbs(61.69kg)
[2R 1分48秒 TKO] ※右ストレート→鉄槌
×ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)20勝2敗(UFC 8勝2敗)3位 135.5lbs(61.46kg)
ダゲスタンのウマル・ヌルマゴメドフは、プロ12戦無敗で2021年にUFCに参戦。オクタゴン6連勝で25年1月にメラブ・ドバリシビリとタイトルマッチも判定負け。
25年10月のマリオ・バティスタ戦で判定勝ちすると、26年1月の前戦でデイブソン・フィゲイレードに判定勝ちで2連勝中。
中国のソン・ヤドンは、2023年にリッキー・シモン、クリス・グティエレスを相手に連勝で2024年3月にピョートル・ヤンと対戦も判定負け。 2025年2月にヘンリー・セフードと対戦し、パンチとカーフキックで攻勢になるも3Rにヤドンのアイポークでセフードが続行不可能となり、テクニカル判定で勝利。
26年1月にショーン・オマリーに判定負けも、5月の前戦でデイブソン・フィゲイレードを2R ギロチンチョークに極めている。今回は母国で連勝なるか。強い体幹から放たれる右の強打、左フックの返し・回転力のある打撃のヤドン。近年はテイクダウンの融合がその打撃にも奏功している。
HERE WE GO!
— UFC (@ufc) August 29, 2026
Umar Nurmagomedov vs Song Yadong is happening RIGHT NOW on @ParamountPlus! #UFCShanghai pic.twitter.com/t4tC05iIPK
1R、サウスポー構えのウマルにオーソのソン・ヤドンは右の蹴り。左ローの引き際にローシングルからテイクダウンはウマル! そこに左のギロチンチョークを合わせるソン・ヤドンだが、ウマルは首を抜いてハーフでトップに。
左で脇差すソン・ヤドンはバック狙いもウマルも回転して離れる。しかし立ち上がりに成功したソン・ヤドンはワンツー。近づくと、ウマルが突き放し、ソン・ヤドンが後方に倒れる。
圧力をかけるソン・ヤドン。ブザー。ウマルのラウンドに。
2R、ジャブを突くソン・ヤドンに、右回りのウマル。左ハイを打ったウマルは上体を上げさせてダブルレッグに。スプロールして切ったソン・ヤドン。
左ハイのウマルはワンツーの左。頭が当たり苦笑する両者。左から右スマッシュのソン・ヤドン。さらに左。
ソン・ヤドンが大金星✨
— UFC Japan (@ufc_jp) August 29, 2026
ウマル・ヌルマゴメドフをノックアウト💥
地元ファンの大歓声が響き渡る🙌#UFCShanghai
📺 @UNEXT_fight & #UFCFightPass pic.twitter.com/OutZacCX2P
テイクダウンの動きのウマルに右! 頭を下げて入ったウマルのテンプルをかすめて右首筋にヒット! 失神して糸が切れたように倒れたウマルに鉄槌! レフェリーが間に入った。
場内は総立ちの大歓声! 右瞼が切れているソン・ヤドン。セコンドのユライア・フェイバーが駆け寄る。倒れたウマルをハビブ、ウスマン・ヌルマゴメドフらが起こし、ケージを降りた。
試合後、ソン・ヤドンは、「ダナ・ホワイト、次は誰だ? 次は誰だ? ダナ、信じてくれ。チームメイト全員が俺を信じてくれているし、俺自身も自分を信じている。勝利を掴む。俺たちは選ばれた存在だ。ここにいるべきだ。そう、俺は……タイトル戦だ。なぜタイトル戦を組まないんだ? 言っておくが、今日じゃないかもしれない、明日でも来月でもないかもしれない。だが、俺は中国人初のチャンピオンになる。タイトル戦のチャンスをくれ。タイトル戦を!
(2ラウンドの開始時に満面の笑みを浮かべていたが?)2ラウンドにどこでポジションを取るか? 何を生み出すか? 相手を痛めつけることか? どこで仕留めるか? どうやって倒すか? 俺には自分自身と……俺のなかのキングがいる。信じてくれ、俺はこの戦いに勝てる。俺はこいつをKOすると言ったし、実際にやってのけた。今日、それを証明したんだ。
(この瞬間まで長い道のりだった。2017年、君はまだ10代で、ここ上海でUFCデビューを果たした。今のこの勝利、そしてこの瞬間は、どんな意味がある?)9年前……。俺はこの舞台に留まり、戦い抜けると証明したかった。そして9年後、それを証明したんだ。俺が最高だ。世界一の、最高の中国人ファイターだ」と語った。
















