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2026/08/29 15:08

▼ライトヘビー級 5分3R ※試合見どころ
〇リュウ・ツァー(中国)4勝1敗(UFC 1勝0敗)※元K-1 WORLD GPクルーザー級王者 206lbs/93.44kg
[1R 4分26秒 TKO]
レヴィ・ホドリゲスJr.(ブラジル)5勝2敗(UFC 0勝2敗)206lbs/93.44kg
※ジュニア・タファ(豪州)7勝6敗(UFC 3勝6敗)

 ライトヘビー級で、元K-1 WORLD GPクルーザー級王者のリュウ・ツァー(中国)が登場。地元でのUFCデビュー戦に向け、前日計量では筋骨隆々の206ポンド(93.44kg)でクリア。対するUFC2戦目のレヴィ・ホドリゲスJr.(ブラジル)も同じ206ポンドで計量をパスした。

“中国の進撃の巨人”の異名を持つリュウ・ツァーは、第4代K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)王者、K-1 30周年記念無差別級トーナメント優勝、ISKA K-1ルール インターコンチネンタル・スーパークルーザー級(-95kg)王者、2023年中国キックボクシング選手権-90kg級優勝、2017年中国全国散打優勝試合準優勝などのタイトルを持つ。

 キックボクシング18勝(14KO)3敗。2016年に16歳で散打を始め、2017年に大東翔クラブでウェイ・ルイに出会い、18年にプロデビュー。23年にK-1無差別級トーナメント優勝、24年3月にシナ・カリミアンをKOに下して、第4代K-1 WORLD GPクルーザー級王者となっている。

 並行して23年5月にはWLFでMMAデビューも果たしており、MMA3勝(3KO・TKO)1敗。24年9月のK-1でマハムード・サッタリに判定勝ちで初防衛に成功後、MMAに専念していた。

 身長195cm、MMAでは205ポンド(93.0kg)のライトヘビー級で戦い、オーソドックス構えからK-1時代同様に強いカーフキックを武器に、散打ベースの組みでもテイクダウン耐性を持つ。強い腰と小手からの内股でテイクダウンを奪うなど、MMAの適正を見せている。

 しかし、2024年10月の『Happy Elephant MMA Champions League』マカオ大会では、当時3勝無敗のイヴァン・ジニディスキイ(ロシア)を相手にテイクダウンの圧力を乗せた打撃を受けて後退して左を被弾。ボディロックやダブルレッグテイクダウンで下になり、最後はバックマウントからのパウンドでTKO負け。テイクダウン後の動きに課題を残している。ジニディスキイはその後、『ONE Friday Fights』で2連勝し、MMA7勝0敗の強豪だったが、それ以上の猛者が集うUFCでいかに戦うか。



 対するホドリゲスJrは、リュウ・ツァーと同じ29歳。当初、リュウ・ツァーと対戦予定だったジュニア・タファの欠場により代役で参戦する。身長191cm・リーチ197cmのリュウ・ツァーに対し、ホドリゲスJrは身長183cm・リーチ194cmとリュウ・ツァーより小さい。ムエタイの黒帯を取得しており、キックボクシングやボクシングを含めた打撃試合も経験しているが、リュウ・ツァーほどの実績は無い。

 アマチュアMMAで7戦全勝・すべて1R決着をマークしてプロMMAでは5勝1敗。LFAで3勝を挙げ、2025年のコンテンダーシリーズ(DWCS)で当時無敗のコロンビアのフレディ・ヴィダルと対戦し、1R TKO勝ちもドーピング陽性判定により結果はノーコンテストに。その後、怪我の治療による薬物反応と認められ、26年7月のオクラホマ大会でUFCデビュー。フェリペ・フランコと対戦し、2Rに左ジャブ、右ストレートを浴びて後退し、テイクダウンで下になるとあっさりマウントを許してパウンドでTKO負けを喫している。

 前に出てのオーソの打撃はスピードに欠け、さらにグラウンドに難があるため、リュウ・ツァーとしては長い打撃で圧力をかけ、テイクダウンも混ぜたMMAで上回りたいが、組み技の進化はいかに。

 GLORY王者のアレックス・ペレイラやイスラエル・アデサニヤ、散打ベースのムスリム・サリコフらのように立ち技で頂点を極め、MMAに転向した選手は少なくない。また、近年のUFCはよりスタンド打撃が重視された展開が増えており、ケージレスリングを習得したリュウ・ツァーは、師匠のウェイ・ルイとともに世界最高峰のUFCでその武器を発揮できるか。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に右で詰めるホドリゲスJrに、リュウ・ツァーは右カーフ。さらに左ミドル。その打ち終わりに左から右のホドリゲスは右を当てる! 若干崩れたリュウ・ツァー。ホドリゲスはカーフに怯まず振って来る。さらに左で差してケージまで押し込み。

 差し上げるリュウ・ツァー、突き放す。前に出るリュウ・ツァーは右カーフ! 下がったホドリゲスに左右で前に出るが、ホドリゲスは押し戻す。しかし蹴られた足が前に出ずに手打ちに。

 そこに首相撲ヒザのリュウ・ツァー! ジャブから右を、さらにケージに詰めて高速ラッシュも金網背に凌ぐホドリゲスは右を打ち返す! さらに右フックにリュウ・ツァーは内側から右! ホドリゲスは前のめりにマットに倒れた。

 リュウ・ツァーがKO勝ち! 今大会初の中国人選手の勝利に、上海の観客は総立ちとなった。

 UFCデビュー戦を地元でKO勝ちした元K-1王者リュウ・ツァーは「上海では何度も戦ってきましたが、今夜のような素晴らしい雰囲気は初めてです。何千人もの人が集まって、皆さんが声援を送ってくれました。ありがとう。(激しい打ち合いになりました)ええ。対戦相手も非常にタフでした。何度かめまいがするほどでした。でも、皆さんの応援が背中を押してくれていると感じて、絶対に倒れるわけにはいかないと思いました」と語った。

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