MMA
インタビュー

【RIZIN】『vs.世界』第2弾は3勝5敗1NCで日本が負け越し。勝者と敗者は何を語ったか

2026/04/16 16:04

ナターシャ・クジュティナ「どんどんルールが解放されていくことによってすごく喜びと楽しみを見出している」

──試合を終えた率直な感想をお聞かせください(※試合リポート)。

「勝つことができて率直に嬉しいですし、フィニッシュできて嬉しいです。自分にとっては判定ではなくフィニッシュで勝つことは非常に大切なことで、なぜなら私はチャンピオンと戦うために来ているからです。ただ試合をするために来たわけではなく、チャンピオンになるために来ていて、それが大事だからです」

──対戦相手の浜崎選手、元チャンピオンでしたが、実際に戦った印象を教えてください。

「浜崎選手のことをすごくリスペクトしています。今日はどちらかというと柔道の展開、柔道の技術で勝負したと思いますが、彼女はとても打撃も強くて、大変尊敬する選手ですけれども、自分としては負けるわけにいかないので」

──初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。

「とても良かったです。アメリカをはじめいろいろな国で戦ってきましたが、日本は私にとって特別な国です。ここで試合ができて嬉しいです。柔道家としては何度も来たことがありますが、MMAファイターとしては今回が初めてで、違った印象があります。開会式であったり、関わっている方たち、ファンの皆さんの応援など違った空気があって、とても楽しくて嬉しかったですし、いい経験になりました。日本の観客が私を応援してくれてとても大切に感じていますし、リスペクトを感じますので、日本の人が大好きですし、とても素晴らしいショーです。ありがとうございます。とても感謝していて、嬉しいです」

──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。

「もう次はチャンピオンと戦いたいです。私はチャンピオンになるために来ました。

──先ほどちょうどそのRIZINのチャンピオンの伊澤星花選手がベルトを返上しました。

「ちょうど今しがた、控室でそれを見ました」

──では次のチャンピオンを狙いに行きますか。

「はい、とにかく私はチャンピオンになりたいし、その資格はあると思います」

──キング・モーさんがATTのコーチということですが、日本で戦うにあたり、浜崎戦やRIZINについてどんなことをトレーニングで教わりましたか? どんな作戦で臨みましたか?

「私にとって作戦というものはなくて、私は毎日のトレーニングでレスリング、柔道、打撃など様々な技術を練習していますので、全てを出すだけ。試合前に受けたアドバイスは、とにかくフィニッシュすること、そしてなるべく早くフィニッシュしなさいというものでした」

──最後にご自身の名前のコールを呼びかけられていましたが、キング・モーさんが選手時代に日本で自分の選手名をコール&レスポンスしていたことを受け継いものなのでしょうか。

「はい。試合前、キング・モーに『勝ったらみんなに名前を覚えてもらうように(ああいうことをしなさい)』と言われました。彼もそうやって有名になったので、私も同じようにしました。チャンピオンになりたいと思ってますので」

──そこで提案ですが、キング・モーの場合「キング!」「モー!」のコール&レスポンスなので「クー!」&「ジャ!」のようなコール&レスポンスにしたら、もっと盛り上がるのでは?

「かもね。そういうショーとしての部分も非常にこう楽しんでますので、いいと思います、検討しますね」

──ほんの数分前までは伊澤選手と戦うことを想定していたと思いますが、さきほど伊澤選手から妊娠の発表があったことについての今の感想は?

「私には対戦相手は全く関係ありません。チャンピオンになりたいだけです。相手が誰だろうが戦って私がチャンピオンになる。それだけです」

──所属ジムのATTにはダニー・サバテロ選手のベルトもあります。もう一本ジムにベルトのコレクションを増やしたいという気持ちもありますか?

「ノー。私は自分の家にベルトを持って帰りたいと思ってます」

──今日の試合を(ATT同門の)堀口恭司選手は何と言うと思いますか?

「まだ話していませんのでなんとも言えませんが、一緒に祝ってくれると思います。RIZINに参戦することを報告したとき、すごく喜んでくれて。彼はすごくいい人なんです」

──ベルトの空位期間を短くするためにも、RIZINも早々にタイトルマッチを組むと思いますが、次戦はいつ頃戦いたいですか。

「もう本当に明日にでも戦いたいと思います、関係ないので」

──MMAで押さえ込んでいると、大抵は退屈でブーイングを受けたりします。ただそれはユニファイドルールの話であって、今日、クジュティナ選手のすごく強い押さえ込みに加えて、(ユニファイドルールでは許可されていない)ヒザがある(RIZINならこの状況で出すことができる)ことで、あの押さえ込みがものすごくスリリングな展開を作るということが改めて見えました。ご自身として、このRIZINルールで戦うことで新境地を見出したようなことを、今日の試合で手応えとして感じることはできましたか?

「私はトレーニングを始めたときからMMAファイターとして様々なことができると感じていました。柔道をやってる時はやっぱり道衣を掴んでしか戦えなかったので逆にMMAになったときに『顔も殴っていいんですか』となって、それがすごく楽しかったんですけれども。今度は『顔にヒザを当てでもいいんですか』となって、どんどんルールが解放されてることによって私はすごくそこに喜びと楽しみを見出しています」

浜崎朱加「こんなに何もできなかったのは初めて」

──試合を終えた率直な感想をお聞かせください。

「悔しいですね。こんなに何もできなかったのは初めてだったんで、完敗って感じですね」

──「こんなに何もできなかったのは初めて」ということですが、どんなところが今までのファイターと違うと感じましたか?

「フィジカルが強いっていうのは分かっていて、そこも警戒はしてたんですけど、やっぱりこう組み力というか、押さえ込む力もすごい強かったです」

──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。

「そうですね……まだ何も考えられないですね。ゆっくり考えます」

──ここをこうすればよかった、ああすればよかったと“たられば”になってしまいますが、そういう場面はありますか?

「組まれないようにはしていたんですけど、結果組まれてしまったんで、そこは結果論になるんですけど、もっとこう遠い距離からやっとけばよかったなとは思います」

──実際戦ってみて、想像していたのとは結構違いましたか。

「うーん。まあ想像してた通りだったんですけど、思ったよりもMMAにアジャストしてきてるな、とは思いました。映像を見たときよりは」

──先ほどは「まだ先のこと考えられない」ということでしたが「再戦したい」であるとか、今そういった気持ちは?

「ナターシャ選手と? 今はすぐにはないですね」

──試合に向けて色々と準備されてきたと思います。その中で出せたこと、自分なりに手応えを感じたことは何かありましたか?

「そうですね。打撃もなんですけど、今までにしてこなかったようなこともたくさん練習してきたんで、それは多少は出せたと思います」

──キャリアがあることで、煽りVもそうですが、その締めくくり方が問われてくるかと思います。ご自身としては練習の日々から考えてるのか、試合終わった今、何か思うことはありますか。

「本当に今は考えられないというか。そこまでは考えてないです。何も考えれらないといったら、アレですけど(苦笑)。そこまでは」

──戦っていくことっていうのは続げていきたいですか。

「そうですね、とりあえずはちょっと休んで考えたいなっていうのはありますね」

──今回、大学で縁のある福岡という土地で、歓声はいかがでしたか。

「応援もたくさん来てくれたので、その方たちにはちょっとゴメンって感じなんですけど、はい。歓声も聞こえたので、嬉しかったです」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.343
2026年3月23日発売
4.29『ONE SAMURAI』でロッタン相手に引退試合に臨む「最強最後の武尊」。現役18年の軌跡に迫る永久保存版。日本人初UFC世界王者へ「平良達郎vs.ヴァン」徹底解説、秋元強真の強さとは何か?
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント