▼第3試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第5代Bigbangスーパーバンタム級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×西本竜也(ISN GYM/CLIMB)
※本戦の判定は28-29、29-29×2。

亀本は近年ムエタイルールの試合にも挑戦しており、2022年5月以来のKrush参戦。今年8月にKPKB(九州プロキック)スーパー・フェザー級王座決定戦に勝利して第5代Bigbangスーパーバンタム級王座、IPCC日本スーパーフェザー級王座に続いて3本めのベルトを獲得しており、久々のKrushで三冠王の強さを見せたいところ。戦績は14勝(2KO)17敗1分。

対する西本は、極真、正道、白蓮の空手九州大会で優勝した実績を持つ宮崎県のファイター。7月のK-1福岡大会に急きょ参戦して、Krushライト級王者の大岩龍矢へ果敢に挑んだものの3RKOで玉砕。今回は、初のKrush参戦、本来の-60kgで真価を発揮できるか。戦績は6勝(4KO)3敗1分。

1R、両者サウスポー。前へ出て左カーフを蹴る亀本に、西本は下がりながらの左ミドル、前蹴り、顔面前蹴り。西本は顔面前蹴りから胴廻し回転蹴りを放つ。亀本の左カーフに西本は左フック。ジャブを上手く当てる西本が終盤に連打で亀本を捉える。最後は後ろ廻し蹴りをヒットさせた。

2Rも前に出るのは亀本で左カーフを当てていくが、西本はジャブを的確に当てる。至近距離でも右ハイを蹴る西本。ジャブの連打も当てる。右アッパーを突き上げる西本に亀本は左のクロス。しかし、西本がパンチも蹴りも数が多い。

3R、西本がワンツースリー、前蹴りと手数多く攻める。西本の連打で下がる亀本だが、左のカウンターをヒット。下がらない西本がさらに連打。亀本も負けじと打ち返す。西本が至近距離からの右ハイ、ジャブ。前蹴りから後ろ廻し蹴り、胴廻し回転蹴りと蹴りを多用する西本。亀本も左右連打で応戦するが、西本が連打で亀本にロープを背負わせる。最後は西本が胴廻し回転蹴りで印象付ける。

本戦の判定はドロー、延長戦へ突入する。前に出る亀本が左ストレート、西本はジャブで迎え撃つ。ワンツーと前蹴りの西本だが、前へ出て左ストレートを打つ亀本の印象がいいか。バッティングで左目尻から流血する亀本だが前へ出る。亀本にドクターチェックがあり再開。西本はジャブと蹴りを多く出し、亀本は右ヒザとワンツー。最後は互いに譲らず手数を出した。





