K-1K-1
K-1
レポート

【Krush】1Rにダウンを奪われた上遠野寧吾が3Rに逆転KO勝ちで新王者に、齋藤紘也が作戦勝ちで新王座に就く、天野颯大がバズーカ巧樹を延長戦で破る、昇也がハイキックでKOも体重超過で無効試合に、瓦田脩二がKrushで5年3カ月ぶりの勝利、上野奏貴がダウンを奪い小森玲哉に勝利

2025/12/19 17:12
【Krush】1Rにダウンを奪われた上遠野寧吾が3Rに逆転KO勝ちで新王者に、齋藤紘也が作戦勝ちで新王座に就く、天野颯大がバズーカ巧樹を延長戦で破る、昇也がハイキックでKOも体重超過で無効試合に、瓦田脩二がKrushで5年3カ月ぶりの勝利、上野奏貴がダウンを奪い小森玲哉に勝利

撮影/安村発

Krush.183
2025年12月19日(金)東京・後楽園ホール

▼ダブルメインイベント第2試合 第5代Krushフライ級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
×安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード/第3代DEEP☆KICK -51kg王者)
KO 3R 1分24秒 ※右フック
〇上遠野寧吾(POWER OF DREAM)
※上遠野が第5代王座に就く。


 上遠野はKrushに2024年8月から参戦。8月の1回戦で東虎之介に延長Rで判定勝ち、10月の準決勝では海凪を初回KOに沈めた。戦績は6勝(4KO)無敗。


 安尾は第3代DEEP☆KICK -51kg王者。2022年7月からKrushに参戦し、2024年7月には第3代Krushフライ級王者の悠斗をKOしている。8月の1回戦で渡部蕾を3RでKO、10月の準決勝では大久保世璃に判定勝ち。戦績は9勝(5KO)3敗(Krushでは6勝3敗)。


 1R、安尾が左ミドルから右ストレート、ジャブを伸ばす。サウスポーの上遠野は左ミドルハイで距離をとるが、安尾は左へ動きながら右ミドルを蹴る。上遠野は左ボディ。安尾がジャブからの右ストレートでダウンを奪う。どんどん前へ出る安尾は速いテンポで攻撃を繰り出し、上遠野は左ストレート、左ミドルを放つ。


 2R、上遠野は右へ回り込みながらジャブを打つが、安尾はすぐに左へ動いて右のボディを連打。上遠野が左ボディから左三日月。動きが止まった安尾に左フックを見舞う。再び左三日月を突き刺す上遠野。安尾は前後にステップを踏むが、上遠野の左ボディをもらう。ジャブを連打する安尾に上遠野は左ストレート。再びテンポを上げて前へ出る安尾に上遠野は左ミドル。


 3Rが始まると同時に前へ出る安尾。上遠野は下がりながらも右アッパー、左フックで迎え撃つ。前へ出る安尾にジャブ、右フックを当てていく上遠野に安尾も左フックを繰り出す。安尾が上遠野をコーナーへ追い込み、上遠野の左ストレートを右へヘッドスリップしてかわした安尾が右を打ち返そうとしたところに、上遠野が右フック。安尾が前に倒れ、レフェリーが即座にストップ。上遠野の逆転KO勝ちとなった。


 涙を流す上遠野にベルトが巻かれ、「対戦してくれた安尾選手、いつもサポートしてくれたお父さん、お母さんありがとうございました。そして小さい頃から愛を持って厳しく育ててくれた古川会長ありがとうございます。応援に来てくれたみんな、ありがとうございました。これから僕も王者としてKrushを盛り上げていけるようにもっと頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします」と語った。



MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント