▼ダブルメインイベント第1試合 第11代Krushウェルター級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
×大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 ※27-30×3
〇齋藤紘也(K-1ジム川口ブルードラゴン)
※齋藤が第11代王座に就く。

齋藤は2020年9月からK-1 GROUPに参戦し、3連勝後に塚本拓真に敗れ初黒星。2023年6月にBigbangで安保璃紅を破り、2024年3月にはRISEとの対抗戦で田中佑樹をKOした。2024年9月には佐々木大蔵に挑んだが判定負け。2025年7月、大石昌輝にTKO勝利した。準決勝では“DARUMA”健太に判定勝ち。戦績は10勝(6KO)2敗。

フルコンタクト空手界で活躍した大石は4歳で空手を始めジュニア時代から頭角を表し、中学・高校と数々の大会で優勝。2015年から2017年までJKJO全日本一般重量級では3連覇を達成。フルコンタクト空手の統一大会であるJFKO全日本選手権大会でも上位に進出している。空手時代は内廻し蹴りを得意に。2023年3月のKrushでデビューし、3戦目でブハリ亜輝留に判定負けで初黒星。2025年4月、“DARUMA” 健太に判定2-0で勝利して再起を飾ったのもつかの間、7月に齋藤紘也にTKO負け。準決勝では山際和希に判定勝ち。4勝(2KO)2敗。

1R、齋藤が距離を詰めて左右の連打、大石は右カーフと左インローを蹴るが、齋藤が頭をくっつけるような接近戦を仕掛ける。大石は離れると左内廻し蹴りを放つが、すぐに齋藤がパンチを出しながら距離を詰めてショートアッパーを突き上げる。大石に蹴りの大技を出させない作戦の齋藤が連打、大石もワンツーで応戦するがクリンチになってしまう。

2Rも前に出る齋藤に大石が右フックで迎え撃つが、もみ合いでクリンチになってしまう。互いにパンチを繰り出すもすぐにクリンチになり、ブレイクに。齋藤は大石をロープに押し付けて右ショートアッパーを連発。クリンチでヒザを突き刺す齋藤。至近距離でもパンチを出し、ヒザを突き刺す齋藤に対し、押し返すしか出来ない大石は首をひねる。

3Rも押していく齋藤が左右の連打とヒザ蹴り、ロープに押し込まれる大石は何もできない状態が続く。もみ合いの中、右ショートアッパーとヒザを当てる齋藤。最後までもみ合う中、左右ローで攻撃を出すのは齋藤だ。

齋藤はマイクを持つと「変な試合してしまってすいません。今年2月から移籍して代表と今年中にベルト獲るって約束して、練習がない日も自分を鼓舞して今日までベルト獲るって気持ちでやってきました。ありがとうございます」と想いを語った。






