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【RISE】大﨑孔稀が最終回にKO勝ちで課題クリア、志朗に王座戦での対戦を要求!木村ケルベロスが24秒でKO勝ち「YA-MAN、戦ってくれる?」、奥山雅仁が1位・髙橋聖人を破る、鈴木宙樹が山口裕人をダウンさせ判定勝ち、豪快フックで稲井良弥がシンパヤックをKO、伊東龍也が翼からダウン奪う判定勝ち、17歳の山田貴紀が松下武蔵を破る番狂わせ、第1試合の金沢vs.咲良から熱闘で盛り上がる!

2025/11/09 17:11
【RISE】大﨑孔稀が最終回にKO勝ちで課題クリア、志朗に王座戦での対戦を要求!木村ケルベロスが24秒でKO勝ち「YA-MAN、戦ってくれる?」、奥山雅仁が1位・髙橋聖人を破る、鈴木宙樹が山口裕人をダウンさせ判定勝ち、豪快フックで稲井良弥がシンパヤックをKO、伊東龍也が翼からダウン奪う判定勝ち、17歳の山田貴紀が松下武蔵を破る番狂わせ、第1試合の金沢vs.咲良から熱闘で盛り上がる!

撮影/安村発

RISE 193
2025年11月9日(日)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第12試合)SuperFight! -55.5kg契約 3分3R延長1R
〇大﨑孔稀(OISHI GYM/第8代RISEバンタム級王者)
TKO 3R 2分16秒 ※レフェリーストップ
×ウィッティコーン・ソンナムタンキリ(タイ/ソンナムタンキリ)


 大﨑はこれまでにJ-NETWORKスーパーフライ級王座、WMC日本同級王座、BOMバンタム級王座を獲得。RISEには2019年11月から参戦。2023年12月に鈴木真彦を破り第8代RISEバンタム級王座に就くと、2024年8月に大森隆之介を判定で破り王座初防衛に成功。11月に『ONE Friday Fights』初参戦でフオ・シャオロンに判定勝ち。2025年5月、門口佳佑をKOした。8月にはジラリー・キャルービーに判定勝ちで戦績を37勝(21KO)7敗2分1無効試合としている。


 初参戦のウィッティコーンは177cmの長身(大﨑は165cm)で、60勝17敗3分の戦績を持つ26歳。


 1R、前に出る大﨑にロープを背負うウィッティコーンは前蹴り、テンカオ。しかし大﨑は強烈な左ボディを次々と当てていく。ジャブから左ボディ、ガードを突き破るワンツー、右ストレートからの右ハイ。大﨑の左ボディからの右ストレートでグラついたウィッティコーンだが、クリンチでしのぐ。ウィッティコーンの左ミドルには右ボディを返す。


 2R、前に出る大﨑にウィッティコーンはヒザ、大﨑は突き放すと右フックを連打。強い右フック、右ストレート、左ボディ、左フックとロープを背負ったウィッティコーンに次々とパンチを命中させる。左ミドルを蹴られるとすぐに左ボディをリターンする大﨑。ウィッティコーンは表情が歪む。ウィッティコーンがつかんでヒザを蹴ろうとすると、大﨑が首相撲でコカす。


 大﨑は右ハイ、前蹴りとヒザ蹴りのウィッティコーンに右フック、左フック、左ボディ。左ボディ3連発から右ストレート、さらに左フック。ヒザ蹴りを返すウィッティコーンだが、ほぼ人間サンドバッグ状態に。大﨑の強烈な左ボディの音が場内に響き、右ストレートからの左フックにウィッティコーンは必死のクリンチ。


 3R、大﨑の強烈な左ボディ、ウィッティコーンも強い左ミドルを返す。すると大﨑はすかさず左右の連打をまとめ、右ミドルから左ボディの連打。左三日月を突き刺して左ボディ、そして組み付くウィッティコーンを引きはがしての右ストレートでついにタフなウィッティコーンがダウン。


 襲い掛かる大﨑が左右フック、右ストレート。ウィッティコーンは首相撲に持ち込むが、大﨑は引き離して右ストレートと左フックを見舞ってKOに行く。右アッパー、左右フック、左ボディと大﨑が連打を決めたところでレフェリーがストップ。


 マイクを持った大﨑は「正直、力でねじ伏せた感が凄いんですけど、目標にしていたKOが出来たので、伊藤代表、もう言っていいですか? 55kkgいろいろな団体があって王者がいますけどRISEの王者が一番強いいと思っているし、志朗選手が55kg最強だと思ってるので。僕1回負けているので僕がチャンピオンになって一番っていうのを証明するので、志朗選手お願いします」と、放送席にいた志朗へ対戦をアピール。


「もっとスカッと勝ってバシッと言いたかったんですけど、どんな形であれKOで勝ったので来年も盛り上げます」と、来年志朗とのタイトルマッチを実現させたいと語った。

 試合後のコメントでは「途中で嫌な流れが出てきて、でも結果としてはKOで終わったので良かったと思います。3Rに言った時点でうわっと思ったんですけど、組んでくるのは分かっていたのでそこは強引に振りほどいて。組んできたので引きはがして、相手が気を抜いたのでそこで畳みかけました」と試合を振り返り、志朗挑戦について「やっとたどり着いたなって。お待たせしましたって意味もあったので、いよいよ来たなって感じだったので。今のような試合では上手くいかないので、もっともっといろいろな技の精度を上げていかないととなって。いい経験になりました。向こうもいい返事をいただけたので、まだ決まってないですけど、一番デカいELDORADOでやろうって向こうも言ってくれたので、志朗選手とやるならその舞台がふさわしいと思っています」と語った。

 大会総括で伊藤隆RISE代表は「挑戦者にふさわしい。こちら決定したいと思います」と、3月28日『RISE ELDORADO 2026』での内定を出した。

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