▼第1試合 ライト級(-63kg)3分3R
×金沢ごりちゅう光輝(AXGYM/第66回K-1アマチュア K-1チャレンジAクラス-65㎏トーナメント優勝)
判定0-2 ※28-29×2、29-29
〇咲良優牙(PHOENIX/2023年Amateur RISE Nova全日本トーナメント-55kg級優勝)

1R、両者ロー。金沢は右へ回り込みながら右ロー、右ストレート、組むとすかさず顔を押してヒザを突き刺す。ジャブの差し合いでは咲良の方が強いジャブ。金沢は一気に距離を詰めてパンチとヒザ、フィジカルで優る咲良もその距離で強い右フックを打ちヒザを返す。
金沢は左右フックからワンキャッチのヒザ、離れると父譲りのバックハンドブローを放つ。しかし、パワーに優る咲良が強いジャブと右フックを返す。

2R開始早々、打ち合いになると金沢はワンキャッチのヒザを混ぜる。右カーフを蹴る咲良に金沢はクリンチ。パンチを打っては組み付いてワンキャッチのヒザに持ち込む金沢。咲良の右カーフにはバランスを崩す。
左右ボディの打ち合いから咲良が左フック、金沢はしつこくヒザに持ち込むが咲良もヒザを突き刺す。パワフルな左右ボディから左フックを打つ咲良。

3R、金沢はワンツーで前へ出ての飛びヒザ蹴り。右カーフにフラつくが前へ出ての接近戦に持ち込みボディを打つ。さらにワンキャッチのヒザ。このしつこいヒザとボディ攻めに咲良は消耗したような表情。金沢の右ヒザが真っ直ぐに突き刺さる。
パンチを打ち返す咲良だがパワーがない。それでも右ストレートで金沢をフラつかせ、逆にワンキャッチからのヒザ。金沢がコーナーへ詰めての左右ボディ、左右フック、ヒザ。咲良も右ストレート、金沢は右ハイキック。

判定は2-0で咲良が金沢に初黒星を付けた。大いに盛り上がり、第1試合にふさわしい熱闘だった。
大会後の総括でも、伊藤隆RISE代表はこの試合を絶賛。「昨日の会見の発言でみんな誤解していますが、僕はKO至上主義ではなくて倒す姿勢を見たい。KOが見たいのではなく倒す姿勢を見たいんです。この試合は理想的な試合でした」と評した。



