シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がディフェンシブなペットマイにKOは逃すも再起の勝利、都木航佑がサイヤンにKO勝ち、川上叶が牧野騎士にKO勝ちでS-cup参戦アピール、古村光がサタントンの妙技に判定負け、手塚翔太が豪快KOで王座戦をアピール、笠原直希がタフな中田史斗に大差で勝利、片山魁が戦慄の時間差TKO勝ち!

2025/10/11 17:10

▼第9試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)
KO 2R 2分54秒 ※右ヒザ蹴り
×サイヤン・ウォーリヤー(ベルギー)


 都木は2023年9月のSB参戦以降、次々と同階級のSB上位ランカーを撃破し、今年2月にはRYOTAROを判定で下してSB無敗のままSB日本スーパーウェルター級王者に輝いた。6月に竜也、8月の前戦で荒尾祐太を下して国内では敵なしの状態。都木自身、かねてから外国人選手との対戦を希望しており、今回はそれが実現した形となる。


 対戦相手のサイヤンはベルギー人ファイターで、21勝(9KO)1敗という高い勝率を誇る23歳。思い切りのいいパンチ、心ごとへし折るローキックを特徴とする荒々しいファイトで相手をマットに沈めてきた。


 1R、始まってすぐに左右フックの連打で都木をコーナーへ詰めるサイヤンにどよめきが起きる。その後もパワフルな右フックを打つサイヤン。都木は組んでのヒザで応戦。ジャブから右ショートアッパーのサイヤンに都木は前蹴り、そしてテンカオ。


 その後もテンカオ、組んでのヒザと徹底的にヒザでボディを責める都木。左ミドルからテンカオ、そして組んでのヒザと畳みかける。


 2R、右ミドルから右フック、そして飛びヒザ蹴りで前へ出るサイヤン。組むと今度はサイヤンもヒザを蹴る。右フックを空振りした都木にサイヤンはバックハンドブロー、もらった都木だが冷静にローを蹴っていく。都木はショートの距離でボディを打ち、ヒザ蹴りを突き刺していく。サイヤンも左右フックで応戦。都木は首相撲からのヒザをボディと顔面へ打ち、右顔面ヒザから右フックでサイヤンが棒立ちになったところでパンチ連打。



 座り込むサイヤンにダウンが宣告され、カウントが進む中、サイヤンがばったりと倒れて都木のKO勝ちとなった。


 都木は「セミファイナル任せてもらってサイヤン選手の圧力が強くて、前の試合みたいに組みに行くことが多かったんですが、しっかり修正してきたので11月、次お願いします。もっともっと頑張って海人選手と勝負論あるって言われるくらいに頑張っていきます」とマイクで語った。

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