シュートボクシング
レポート

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2025/08/09 17:08

▼第7試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)
延長2R 判定3-0 ※10-9×3
×荒尾祐太(チーム吉鷹)
※本戦の判定は30-30×2、30-29。延長戦の判定は10-10×2、9-10。


 SB本戦初登場となる荒尾は、初代S-cup覇者・吉鷹弘率いるチーム吉鷹期待の選手で、180cmの長身から繰り出される右ミドルとストレート、さらに近距離ではヒザと穴のないファイトスタイルで好成績を誇る。まだ8戦とキャリアは浅いが、チーム吉鷹が現SB王者攻略に絶対の自信を持って送り込むという。


 その新鋭を迎え撃つことになった都木は今年2月にRYOTAROとの激闘を制してSB日本スーパーウェルター級王者に輝き、6月の前戦ではSB日本ウェルター級1位・竜也との一戦で勝利。今大会でも未知の実力を秘めた新鋭選手に対して、王者としての強さを見せることができるか。


 1R、荒尾が右ハイを蹴ると上階からどよめきが起こる。都木は近付いて右フック。右ボディストレートから首投げに行った都木だが、荒尾がロープに当たってしまい不発に。都木は左ヒジから投げ、接近してのヒジを打つ都木に荒尾はヒザで対抗する。荒尾の蹴りを警戒してか、都木は距離を詰めてショートpのパンチで勝負。荒尾は首相撲からのヒザで対抗。


 2R、都木が右ローを蹴っていき、ショートのパンチに持ち込む。荒尾は首相撲からヒザ。荒尾のジャブに都木は前蹴り。両者距離を詰めて都木は投げ、荒尾は首相撲からのヒザを狙って噛み合わない展開が続く。


 3Rも同じ展開が続く。荒尾が首相撲からのヒザ、都木はショートのアッパー。都木が顔面前蹴りをヒットさせるも組み合って膠着してしまう。ショートのパンチを当てて組み付き投げを狙う髙木、それを首相撲で防ぐ荒尾。ブレイクになると荒尾が右ミドルから組んでのヒザ。両者のやりたいことが噛み合わない試合展開となった。


 本戦の判定はドローで延長戦へ。都木が当てて組み付き、荒尾がヒザという展開が続く。投げを狙う都木とヒザを蹴る荒尾。殴ろうとする都木だが、荒尾の長い手に阻まれる。差がつかず、ドロー。


 延長2Rは組むと都木もヒザを蹴る。出合い頭にパンチを打ち合い、組むと荒尾がヒザ。都木が右ミドル。ここで荒尾にホールディングのイエローカードが提示された。荒尾はアゴをヒザで蹴り上げようとし、右ハイも蹴るが、都木が組んだ距離からショートのパンチと右ヒジの連打。


 判定は3-0で都木が勝利。ようやく荒尾を振り切った。

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