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【KNOCK OUT】大谷翔司が“ナパームストレート”98秒でKO、ゴンナパーは初OFGマッチで勝利、丹羽圭介が引退試合で壮絶に散る、ぱんちゃん璃奈と山田真子は痛み分け

2025/02/10 03:02

▼セミファイナル(第8試合)KNOCK OUT-RED -63.0kg契約 3分3R延長1R
〇ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/第4代K-1 WORLD GPライト級王者)
判定3-0 ※30-28×2、29-28
×古村匡平(FURUMURA-GYM)


 ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2018年4月に佐々木大蔵を下して第5代Krushライト級王座に就き、3度の防衛に成功した。2020年12月のK-1で林健太を破り、第4代K-1 WORLD GPライト級王座に君臨したが、2021年7月の初防衛戦で朝久泰央に判定2-1で敗れ王座を失った。


 2022年6月の『THE MATCH 2022』では白鳥大珠を1R2分42秒、右フックでマットに沈めた。2024年4月、1年8カ月ぶりにKrushで復帰戦を行い塚本拓真に判定勝ち。7月のK-1では与座優貴に1R2分30秒でKO負けを喫した。9月のKrushで体重超過はあったが上野空大を3RでTKOしている。戦績は116勝(26KO)31敗3分。


 古村は幼少の頃よりムエタイを学び、父親が代表を務めるFURUMURA-GYMで本場タイからムエタイの名トレーナーを招き、弟の古村光と共に強さを磨いてきた。ムエタイ仕込みの強烈なミドルキック、ヒザ蹴り、パンチを武器に、2023年は4月に強豪スリヤンレックからTKO勝利を奪い、11月には元ルンピニー王者のバットマンから殊勲の勝利を収めた。2024年2月の『RIZIN』佐賀大会でREITO BRAVELYに初回KO負け。9月にMANGKORNに初回KO勝ち、11月はカンボジアでクンクメールの選手に敗れている。戦績は23勝(10KO)6敗1分1無効試合。


 1R、サウスポーのゴンナパーはまず左ミドルを蹴っていく。古村は右前蹴りを多用し、左ローを蹴る。左ストレートを伸ばしたゴンナパーに古村は大きく下がる。左ミドルを蹴るゴンナパーに前蹴りで突き放す古村。どんどん左ミドルを高低をつけて蹴っていくゴンナパー。古村の右ストレートはかわされる。ゴンナパーの左ミドルに左フックを合わせに行った古村だがこれも不発。


 2R、左ミドルで前に出ていくゴンナパーは古村にコーナーを背負わせると左ストレート。古村は前蹴りを出すが、その前蹴りをキャッチされての左ストレートをもらう。前蹴り、右ボディストレートの古村。勝負をかけた古村が左右フックで打ちに行き、ゴンナパーは左右のヒジを繰り出す。どんどん前に出るゴンナパーの圧に下がる古村は前蹴り。


 3R、左右フックで前に出るゴンナパーに古村は抱きつく。その後もゴンナパーの圧に組み付く古村だが、ジャブがカウンターでヒット。さらに向かってくるゴンナパーに古村の右フックがヒットするが、ゴンナパーは下がらず前へ。ゴンナパーの飛びヒザに古村は右フックを合わせる。しかし、前へ出るのはゴンナパーだ。左ストレートから左ヒジを打つゴンナパーに古村も左右ボディ。古村の右ストレートに右ヒジを返すゴンナパー。


 判定は3-0でゴンナパーが勝利。初のOFGマッチでも強さを見せた。

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