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【MMA甲子園】『第3回 MMA甲子園 全国大会』は、フライ級・中島唯翔、バンタム級・井田徠、フェザー級・浦安の吉田剛、ライト級 ・三島龍輝、ウェルター級・野澤エディが優勝

2025/02/10 10:02
 2025年2月9日(日) 東京・北沢タウンホールにて『第3回 MMA甲子園 全国大会』が開催された。  決勝はフライ級で中島唯翔、バンタム級で井田徠、フェザー級で浦安の吉田剛、ライト級で三島龍輝、ウェルター級で野澤エディが優勝した。試合の模様は、GRACHAN公式YouTubeチャンネルにて配信された。 MMA甲子園全国大会 決勝戦 ▼第17試合 フライ級三つ巴戦 3分2R〇中島唯翔(佐賀県立佐賀工業高等学校 3年)[1R 2分07秒 TKO]×稲毛海人(山形県立寒河江高等学校 2年)  1R、ともにオーソドックス構え。中島は左右、ワンツーで詰めて左を当てて稲毛がグラつく。稲毛はそれでも打ち合うが、中島は回転速い連打でコーナーに詰めると、稲毛が連打を浴びたところで、レフェリーが間に入った。  フライ級優勝の中島は「3時間、遅延した飛行機に乗って来ました、中島唯翔です。MMA甲子園ということで砂を持って帰りたいと思います」とリング上で砂をかき集めるポーズをしてリングを降りた。 [nextpage] ▼第16試合 フェザー級 決勝 3分2R・延長1R〇吉田 剛(東海大学付属浦安高等学校 3年)[2R 0分57秒 TKO]×養老颯也(福岡県立博多工業高等学校 2年)  1R、サウスポー構えの吉田、オーソの養老は右ミドル。さらに左前手フックで飛び込むが、吉田がボディロックテイクダウン。右腕をヒザで潰してパウンド。  蹴り上げから立つ養老。左ジャブから組むが四つに組む吉田。養老が押し込みヒザ。吉田がボディロックテイクダウン。ハーフから立ち上がろうとする養老の首を抱えると、抜いた養老は下からガード。吉田はパウンドでゴング。  2R、養老の左と吉田の左が交錯して組んだ吉田が押し込み。ボディロックテイクダウン。そのままマウントを奪い、パウンド。シザーズ狙う養老をかわしてパウンド連打でレフェリーが間に入った。  フェザー級優勝の吉田は「頑張って練習してきました。3年目で最後の挑戦で優勝できました」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼第15試合 バンタム級 決勝 3分2R・延長1R〇井田 徠(大阪学芸高等学校 2年)[1R 0分45秒 腕十字]×相原琉唯斗(仙台育英学園高等学校 1年)  1R、ともにオーソドックス構えから。相原はスイッチして左ストレート。井田はボディロックで回してテイクダウン。相原は下から足を効かせるが、パスした井田は上四方から腕を掴んでサイド、腕十字でヒジを伸ばした。  バンタム級優勝の井田は「大阪学芸から来ました井田徠です。今年中にプロになって3年後には日本でベルトを巻いて、そこからUFCに行って、絶対にチャンピオンになります」と力強く語った。 [nextpage] ▼第14試合 ウェルター級 決勝 3分2R・延長1R〇野澤エディ(埼玉県立ふじみ野高等学校 1年)[1R 0分34秒 腕十字]×清水谷勇葵(水城高等学校 2年)  1R、サウスポー構えの野澤は左ミドルから、オーソの清水谷も左の蹴りも、詰める野澤は首投げテイクダウン。しかしトップを奪う清水谷はパウンド、鉄槌。野澤はその腕を取って腰を切って下から腕十字を極めた。  ウェルター級優勝の野澤は「前大会では同じ階級の相手ではなくて不戦勝での優勝だったんですけど、今回は相手がいて戦って勝って優勝できて良かったです」と語った。 [nextpage] ▼第13試合 ライト級 決勝 3分2R・延長1R〇三島龍輝(浪速高等学校 1年)[1R 2分27秒 TKO]×徳川 蓮(純真高等学校 2年)  1R、中央に出て左の蹴りから入る三島に、徳川は左で差すと投げる三島。すぐに立つ徳川をなおも後方に崩した三島。徳川はまたも立ち上がり、ダブルレッグへ。  ヒザを突く徳川に右、さらに左を当てる三島にバランスを崩した徳川が下に。ガードの中に入って行く三島はパウンド。中腰でパウンド連打に徳川は50/50狙い。それをかわしてサイドを奪う三島はパウンド連打。レフェリーが間に入った。  ライト級優勝の三島は「自分の得意な打撃では勝てなかったですけどTKOできて、もっと強くなってほかの試合でも勝利できるように頑張ります。応援ありがとうございました」と語った。 [nextpage] MMA甲子園全国大会 準決勝 ▼第12試合 フェザー級 準決勝(3)4分1R〇吉田 剛(東海大学付属浦安高等学校 3年)[1R 2分04秒 TKO]×宮澤耀世(愛知県立緑丘高等学校 1年)  1R、オーソの宮澤にサウスポー構えの吉田は左ハイ。さらに左ミドル。打ち返す吉田をロープに詰めて左右連打。組む吉田がテイクダウンもスクランブルする宮澤は立ち上がり。  サウスポーで吉田は左ストレート。右ハイの宮澤に吉田は両差しで組んで小外がけテイクダウン。左で差して立つ宮澤がボディロックも崩せず。  吉田は左ストレート、右フックから組んで投げてサバ折テイクダウン。そのままマウント&パウンドでTKO勝ち。BRAVEの吉田が決勝に進出した。 [nextpage] ▼第11試合 フェザー級 準決勝(2)4分1R〇養老颯也(福岡県立博多工業高等学校 2年)[判定3-0]×吉田 剛(大阪府立汎愛高等学校 1年)  1戦目は判定勝ちの養老。大阪の吉田はこれが初戦。左の蹴りから組んだ吉田。しかし体を入れ替えた養老は左で差して押し込み。コーナーで体を入れ替える吉田はシングル狙いも差し上げる養老は首相撲ヒザ。コーナーに押し込む吉田だがブレーク。  右を突いた養老が組みヒザ。コーナー背に吉田は顔を剥がすと体を入れ替えるが、養老が浴びせ倒して上に。吉田は下からアームロック狙い。  ヒジを抜いた養老はパウンド。すぐに立つ吉田に養老はがぶり。吉田はシングルで持ち上げようとするが、残す養老。ブレーク。  吉田のダブルレッグにコーナーまで動いて耐える養老。判定3-0で養老が勝利。決勝に進出した。 [nextpage] ▼第8試合 フライ級三つ巴戦 3分2R〇向山 仁(長野県上田高等学校 2年)[判定3-0]×稲毛海人(山形県立寒河江高等学校 2年)  1R、空手ベースでサウスポー構えの向山に、オーソの稲毛。右インローの稲毛。向山は右ジャブ、左ロー。稲毛は左ミドル。向山は左ハイをヒット。ワンツーで詰める稲毛。向山は間合いを保ち、稲毛の打ち終わりに左、さらに連打で攻勢に。  2R、稲毛は右ハイから。懐深い向山はジャブ。稲毛は蹴りにシフト。向山は右ジャブを当てて左。稲毛の右前蹴りがローブローに。再開。  外に出て右ストレートで入る稲毛、右ミドルも。前に出る稲毛に向山はダブルレッグテイクダウン。ハーフから右で脇差し寝かせる向山。ゴング。判定は3-0で向山が勝利。三つ巴戦は向山が1勝1敗に。 [nextpage] MMA甲子園全国大会 1回戦 ▼第4試合 フェザー級 1回戦 4分1R〇養老颯也(北海道札幌有朋高等学校 3年)[判定3-0]×島村風飛(福岡県立博多工業高等学校 2年)  1R、ともにオーソドックス構え。ワンツーから先に詰める島村。日本拳法ベースの養老は左で差し上げ体を入れ替えヒザ。  そのままボディロックすると、払い腰狙いの島村を後方にテイクダウン。ハーフからパウンドも島村は下から脇差し立ち上がり。  スタンドで首を抱える養老。コーナーに押し込む島村は首を抜き、四つからサバ折狙いも浴びせ倒した養老。サイドから亀になって立ち上がった島村。首を抱えて左差して牛殺しテイクダウン!  ニーオンでパウンドも島村もみたび立ち上がり。互いに右差しでヒザを突く養老。島村の投げを浴びせ倒してゴング。判定3-0で養老が勝利した。 [nextpage] ▼第3試合 バンタム級 準決勝(2)4分1R)〇井田 徠(大阪学芸高等学校 2年)[判定3-0]×赤木紘平(福岡県立博多青松高等学校 2年)  1R、サウスポー構えの赤木にオーソの井田。左ミドルを当てる赤木に井田は右を当てて赤木を崩すと上に。下から潜り足関節狙いの赤木に井田はサイドに移行し、マウント。  潜る赤木は外がけも回って外す井田はパウンド。シングルレッグで立つ赤木に、井田はギロチンチョーク。ヘッドギアで極め辛いなかブレーク。  右を当ててダウン気味に倒す井田に、赤木は引き込み、インバーテッドで足を手繰る。いかし上から鉄槌の井田。赤木はヒザを伸ばしてヒザ十字狙いも回転してヒザを曲げた井田が上のままゴング。  判定3-0で井田が勝利した。 [nextpage] ▼第2試合 バンタム級 準決勝(1)4分1R〇相原琉唯斗(仙台育英学園高等学校 1年)[1R 2分57秒 TKO]×川西珀虎(奈良県立奈良中央高等学校 2年)  1R、ともにオーソドックス構えから。左で差して組む相原が投げもロープにかかった川西がリカバリー。川西が組んで小外がけテイクダウン狙いも左で差して払い腰は相原。残す川西。  左右で詰める空手ベースの川西だが、左差しの相原は回す。残す川西。しかし相原はボディロックテイクダウン。マウント。川西は下からヒップスローでスイープも、下の川西は右でコムロック!  左腕を抜いた川西に、下から草刈で立つ相原は右を突きヒザ。さらに首投げテイクダウン、マウント&パウンドにレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼第1試合 フライ級 フライ級三つ巴戦 3分2R〇中島唯翔(佐賀県立佐賀工業高等学校 3年)[判定2-0]×向山 仁(長野県上田高等学校 2年)  1R、サウスポー構えの向山の左の蹴り終わりにオーソの中島。はダブルレッグ。しかし残した向山はコーナーまで動いて残す。四つから中島のシングルを切ってバックを奪う向山。  4の字ロックからリアネイキドチョーク狙い。大き目のアンコとヘッドギアがあるなかで極めにくいなか、亀になっても仰向けにさせてコントロールする向山。しかし、正対する中島に下から腕十字狙いの向山を切る中島。  2R、向山の蹴り終わりに詰める中島は左右から組むが突き放した向山は左を当てる。中島はボディロックテイクダウン。しかし立つ向山はコーナーから剥がして投げる中島がスラム。  送り手を掴んで正対させずにバックへ。座る向山を寝かせるがむかもしんぐるから立ち上がり。しかしそこにボディロックで回して投げる中島はマウント、亀になる向山にバックマウントからパウンド。  ラウンドを取り合うなか、判定2-0で中島が勝利。 [nextpage] ジュニアMMA ▼第10試合 ジュニアMMA 55kg以下契約 2分2R〇菅野暖人(八戸市立白銀中学校 2年)[判定3-0]×大久保海璃(港区立六本木中学校 2年) [nextpage] ▼第9試合 ジュニアMMA 54kg以下契約 2分2R〇武藤 昊(大仙市立大曲中学校 1年)[判定3-0]×岡本桜晃(町田市立成瀬台中学校 1年) [nextpage] ▼第7試合 ジュニアMMA 45kg以下契約 2分2R〇山下楓人(横浜市立早渕中学校 1年)[1R 1分41秒 腕十字]×宮川煌麗(八戸市立白山台中学校 1年) [nextpage] ▼第6試合 ジュニアMMA 33kg以下契約 2分2R〇宮川琥蓮嵐(八戸市立白山台小学校 5年)[判定3-0]×石井楽久(座間市立東原小学校 6年) [nextpage] ▼第5試合 ジュニアMMA 30kg以下契約 2分2R〇山﨑瑛心(渋谷区立代々木山谷小学校 3年)[2R 1分14秒 リアネイキドチョーク]×石井優羽(座間市立東原小学校 4年) 過去のMMA甲子園優勝者たち 【写真】第2回全国大会優勝者。フライ級・梅原隼汰、バンタム級・渡部大斗、フェザー級・松本大知、ライト級・山口獅心、ウェルター級・野澤エディ 【写真】第1回全国大会優勝者。フェザー級・足立晃基、ライト級・権藤悠太郎、フライ級・前田遊、バンタム級・石原射、ウェルター級フランコリーニ・ラルフ。
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