キックボクシング
レポート

【RISE】志朗が玖村将史から3度のダウンを奪う圧勝でリベンジ成功、原口健飛がダウンを奪うもチャド・コリンズに巻き返されてスプリット判定負け、那須川龍心がスーパーフライ級転向第一戦で1位・政所にダウン奪って勝利、白鳥大珠が三日月蹴り一閃の初回KO勝ち、麻火佑太郎が衝撃の左ハイキックKO勝ち、YURAが豪快KOで1回戦突破、ダウンを奪われた花岡竜が猛攻で逆転KO、大﨑一貴が初OFGマッチでKO

2025/08/02 13:08

▼第2試合 SuperFight! オープンフィンガーグローブマッチ -54kg契約3分3R
〇花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級王者)
KO 2R 2分53秒 ※レフェリーストップ
×塚本望夢(team Bonds/フライ級3位)


 花岡は“平成最後の怪物”と称され2022年からRISEに参戦し滉大、政所仁を相手に勝利。2024年3月の『RISE ELDORADO』ではRISE×K-1対抗戦に抜擢され、Krush王者の池田幸司から3Rにダウンを奪い完勝している。6月には「RISE NEW WARRIORSスーパーフライ級トーナメント」で準優勝したホープの長谷川海翔に勝利。12月に「第3代RISEスーパーフライ級王座決定戦」に臨み、政所仁を破って王座に就いた。2025年6月にはモハメド・ミカイリ・ガザリに判定勝ち。戦績は25勝(8KO)3敗1分。


 塚本はジュニアキック出身で、2021年7月のDEEP☆KICKでプロデビュー。11月から行われたDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメントで初代王座に就いた。2022年4月の「RISE初代フライ級王座決定トーナメント」では1回戦で数島大陸とダウンの奪い合いの末に判定負けで初黒星。2023年2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」では決勝へ進出するも松本天志にTKO負け。前戦は2024年10月にOFGマッチで伊東龍也に判定勝ちしている。戦績は13勝(4KO)4敗。


 1R、両者とも軽快なステップを踏み、やや距離をとったところから飛び込んでの攻撃。塚本は花岡の前手を叩いての右ストレート。花岡の前蹴りに対し、塚本がハイキックから左右フックを放つが、花岡はノーガードで避けてみせた。しかしラウンド終盤、塚本が右ハイからの左右フックをヒットさせることに成功。


 2R、スピードのあるショートのパンチを放つ塚本に花岡も打ち合う。危険な距離での打ち合いとなったが、塚本の伸ばした左手がアイポークとなって試合中断。再開後、フェイントを入れえ打ち合いに行く塚本に花岡も応じるが、塚本の左フックに花岡の頭が揺れる。花岡はすぐに打ち合いに行くも塚本のショートの左がヒットする。花岡はワンツー、右ハイ。


 さらにスピードを上げる花岡に塚本も左右フック。圧をかけるのは花岡、左ボディからの連打に塚本は左フックを返す。前に出る花岡に左右へ動く塚本。花岡が右フックをヒットさせ、ハイスピードのパンチをフル回転させての連打。ロープへ詰めて左からの右を叩き込むと塚本が座るようにしてダウン。立ち上がるもふらつき、目もうつろだったためレフェリーがストップ。花岡の逆転KO勝ちとなった。



 激闘を制した花岡はマイクを持つと「強いよ、塚本選手。けっこうパンチもらっちゃって。でもOFG面白いでしょ。1試合目もチャンピオンがOFGでえぐい試合をしていたので、代表、OFGで大﨑はどうですか?」と、OFGマッチでの大﨑一貴戦をアピールしたが、伊藤代表の答えは「しつこい」。苦笑いする花岡は「組んでくれないからじゃないですか。じゃあまた、年末の大会で」とアピールした。

 試合後、花岡は「OFGでアピールしたけど、あのパンチをOFGでもらうのは嫌なのでやりたくないです(笑)」と本音を話した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント