キックボクシング
レポート

【RISE】志朗が玖村将史から3度のダウンを奪う圧勝でリベンジ成功、原口健飛がダウンを奪うもチャド・コリンズに巻き返されてスプリット判定負け、那須川龍心がスーパーフライ級転向第一戦で1位・政所にダウン奪って勝利、白鳥大珠が三日月蹴り一閃の初回KO勝ち、麻火佑太郎が衝撃の左ハイキックKO勝ち、YURAが豪快KOで1回戦突破、ダウンを奪われた花岡竜が猛攻で逆転KO、大﨑一貴が初OFGマッチでKO

2025/08/02 13:08

▼第8試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R
〇デニス・ウォシク(ドイツ/Amrani Palace/WLF -63kg 世界王者)
判定3-0 ※29-28、30-27×2
×スアレック・TEPPEN GYM(タイ/TEAM TEPPEN/RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!! スーパーライト級優勝)


 ウォシクは48勝(9KO)9敗1分。GLORYで現在5勝2敗の戦績を誇り、ヤン・カッファやベルジャン・ペポシら強豪にも勝利。GLORY参戦前は中国で行われたトーナメントでも優勝経験がある。


 当初はデニス・デミルカプとの対戦が決まっていたが、欠場を受けてスアレックが緊急参戦。スアレックはタイのラジャダムナンスタジアムで活躍後、2015年からは日本で試合を行ってきた。“超攻撃型ムエタイ”と称される、パンチを主体としたアグレッシブなスタイルで国内トップクラスを次々と撃破し、2017年11月にREBELSーREDスーパーライト級王座を獲得。2019年10月にはREBELS-REDライト級暫定王者となり二階級制覇。


 さらに、2020年9月のKNOCK OUTではワンデートーナメントを制し、KNOCK OUT-REDライト級王座に君臨。しかし、2021年2月にシュートボクシングで笠原弘希に2RでKO負けを喫し、7月の初防衛戦では重森陽太に敗れて王座を失った。2022年4月にはREITO BRAVELYにKO負けを喫したが、2023年3月に渡部太基から判定勝利を収めた。2023年8月にKNOCK OUTで引退セレモニーを行ったが、2025年6月のRISE 200万総取りトーナメント GACHI!!で現役復帰し、優勝した。戦績は108勝(33KO)38敗11分。


 1R、ウォシクがいきなり前に出ていきワンツー、左フックで攻め込み、ワンキャッチからのヒザ。スアレックは右アッパーを出して行く。ウォシクが左ボディストレート、スアレックも左右ボディを打ち返すが、すぐにウォシクが左ボディ。ジャブのように打つ左ボディにスアレックは身体を折る。距離を詰めてスアレックに蹴らせないウォシクは右カーフから左ボディストレート。右カーフからワンツーと畳み込むウォシク。


 2Rもウォシクは右カーフを狙い撃ち。スアレックは胴廻し回転蹴りを放つが負圧。スアレックが左右ボディと左ミドル、ウォシクが細かくガードの上から連打し、左ボディストレートを突き刺す。ウォシクの細かい連打にヒザで対抗するスアレックだが、カーフにふらつき連打を浴びて棒立ちになる場面も。スアレックはヒザ蹴り。


 3R、スアレックは上腕を相手のブロックに押し付けての右ロー、左右ボディ。ウォシクはワンツーで前へ出ての右カーフ、スアレックが組んでくるとヒザ。さらにボディブローでも攻めるウォシク。カーフとボディに最後まで耐えたスアレックだったが、ウォシクのほぼ一方的な展開となった。


 判定3-0でウォシクがテクニックを見せて判定勝ちした。


 ウォシクはマイクを持つと「コンニチハ。このような大きなトーナメントで勝つこと出来て嬉しいです。楽しめたでしょうか。これから先もっと強くなって勝って行きます」と語った。

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