キックボクシング
レポート

【FIGHT CLUB】YURAが木村ケルベロスにダウンを奪われながらも逆転KO、YA-MANは「僕はやってもいいですけどね」、阿部大治と山口裕人は判定勝ち

2024/10/06 03:10

▼第3試合 -55kg契約 3分3R
〇塚本望夢(team Bonds/初代DEEP☆KICK-51kg王者、RISEフライ級3位)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-27
×伊東龍也(HAYATO GYM/RISEバンタム級10位)


 塚本はジュニアキック出身で、2021年7月のDEEP☆KICKでプロデビュー。11月から行われたDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメントで初代王座に就いた。2022年4月の「RISE初代フライ級王座決定トーナメント」では1回戦で数島大陸とダウンの奪い合いの末に判定負けで初黒星。2023年2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」では決勝へ進出するも松本天志にTKO負け。


 7月の大阪大会では山川敏弘を右バックブローでリングに沈め再起を果たし、10月には酒井柚樹に判定勝ち。2024年6月、ジュニア時代を含めて過去2勝している那須川龍心にリベンジを許した。9月の弾丸風太戦では1Rわずか43秒でKO勝ち。戦績は11勝(4KO)4敗。かねてからOFGマッチに興味を示しており、今回初参戦。


 伊東は空手出身で2021年8月に『Stand up』でプロデビュー。Stand up King of Rookie 2022 -55kg級で優勝。2022年5月よりRISEに出場し、2024年3月の7戦目で松下武蔵に延長戦の末に初黒星を喫したが、7月に福井萌矢を破り再起した。戦績は7勝(3KO)1敗のホープ。


 1R、塚本が前蹴り、サウスポーの伊東は右ロー。いきなり飛び込んで打ち下ろしの左フックを当てる塚本はハイキックも蹴る。伊東の左ストレートで塚本は尻もち。塚本は前蹴りをキャッチされると、すかさずバックハンドブローを放つ。軽快なフットワークで動く塚本は、ジャンプしてのパンチ。


 2R、塚本は顔面前蹴り、掛け蹴り、右ハイと蹴りを多用し、伊東が入って来ると右フックを合わせる。打ち合うと見せかけて飛びヒザを放つ塚本。伊東はキャッチして投げる。よく動く塚本を詰め切れない伊東。追って行くと塚本のハイキックが飛んでくる。伊東が打ちに行くと塚本はスピードを活かして離れていく。


 3R、左右に動いて的を絞らせない塚本。さらにスイッチも使う。フットワークと蹴り技で伊東を近づけさせない塚本は、伊東の左カーフを蹴る。伊東のパンチは空を切り続ける。塚本が左ミドル、左ロー。伊東は左右フックを放って前へ出るが塚本のスピードに追いつけない。


 判定3-0で勝利した塚本は「せっかくのFIGHT CLUBなのに倒せなくてすいません。でも自分の中では2階級上の選手だったのでもらわずにしっかり完封できたと思っています。ここ2試合組まれたやつ勝ったので、12月のRISEへ向けて頑張ります」と語った。

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