▼第1試合 SuperFight! オープンフィンガーグローブマッチ -53.5kg契約 3分3R
〇大﨑一貴(OISHI GYM/RISE世界スーパーフライ級王者)
KO 3R 2分46秒 ※レフェリーストップ
×ラニャゲーオ・トー・シラポン(タイ/JACKY GYM)

大﨑は2020年2月からRISEに参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2022年10月には「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」優勝者・風音に判定勝ちして53kg最強を証明した。2023年4月、ISKAオリエンタルルール世界フライ級王座決定戦でKO勝ちし、念願の世界王者となったが、2023年7月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では準決勝で田丸辰に判定2-0で敗れ、19連勝がストップ。

2024年3月にはジラリー・キャルービーを破り、ISKA王座の初防衛に成功。6月には政所仁の挑戦を退けてRISE王座2度目の防衛に成功し、世界王座へ向けてタイトル返上。2025年5月、地元・名古屋で初代RISE世界スーパーフライ級(-53kg)王座決定戦に臨みコーリー・ニコルソンにKO勝ちで王座に就いた。戦績は48勝(24KO)6敗2分1無効試合。

ラニャゲーオは身長160cm、試合体重53.3kg。2025年6月の『ONE Friday Fights 111』に出場し、OFGムエタイでアンドレイ・メゼンツェフに判定2-1で惜敗している。

1R、まずは大﨑がジャブ、ラニャゲーオもジャブを返す。大﨑が右ローを蹴るとラニャゲーオは左フック。右カーフも蹴るラニャゲーオ。左右のミドルハイで大﨑の腕を蹴るラニャゲーオは左右フック、ワンツーもも積極的に放つ。大﨑は左ボディから左フック、ラニャゲーオも左ボディから左ヒザで対抗。

大﨑は左ボディを打ち、左フック、右ストレートにつなげていく。コーナーへ詰めて左ボディ、ヒザ、左フックとまとめる大﨑。コーナーから逃さず左ボディを中心に打ち続ける。さらに右カーフ。ラニャゲーオも打ち返し、左ミドルを蹴るが大﨑の左右ボディに身体を丸める。大﨑の左ヒザで完全に身体を丸めてしまいダウン。残り14秒、大﨑はバックキックから左ボディ、左フックと仕留めに行ったが1R終了。

2R、ラニャゲーオは左ミドルと前蹴り、ジャブで距離を取る。大﨑はじりじりと近付き右カーフ、コーナーへ詰めていって左ボディと右カーフ。大﨑の左フックでラニャゲーオがグラつき、畳みかける大﨑だが深追いはしない。今度はショートの距離で左右フックとアッパーを突き上げるラニャゲーオ。

大﨑は左右ボディと右カーフ。何度もコーナーへ追い詰めるがラニャゲーオは粘る。大﨑の左ボディ、左フックで身体を丸めるラニャゲーオ。蹴って組み付く。大﨑はサンドバッグ状態にするがラニャゲーオは耐える。

3R、ラニャゲーオはロープを背負っての左ミドル連打。サウスポーからの左インローがローブローとなってしまい、大﨑にインターバルが与えられる。左ミドルを蹴って下がるラニャゲーオに大﨑は右フック。圧をかけて追い詰め左右フックと左右ボディを見舞う大﨑にラニャゲーオはクリンチを多用。注意を受ける。ヒザで対抗するラニャゲーオに大﨑は左フック。飛びヒザ蹴りの応酬。大﨑の右ボディストレートに身体を丸めるラニャゲーオへ大﨑はボディ攻め。ロープを背負ったラニャゲーオに左ボディを連打してスタンディングダウンを追加。すぐに詰めて大﨑が左右ボディを連打したところで、ラニャゲーオが身体を丸めてしまいレフェリーがストップ。大﨑のTKO勝ちとなった。

根性を見せたラニャゲーオに粘られた大﨑だが、「1試合目からたくさんのおうえんありがとうございました。初のOFGで相手もガンガン来る選手だったんですけど途中から受けばっかりで倒すのが大変で。その中でも一発狙ってきていたのでぎりぎり3RでKO出来てよかったです」と語った。



