(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI/SUSTAIN
2025年7月21日(月・祝)17時30分から、東京・後楽園ホールにて『プロフェッショナル修斗 2025 Vol.6』(ABEMA配信)が開催された。
9月21日(日)東京・ニューピアホール(昼夜大会)のカード発表に続き、サステイン主催の「2025年プロ修斗公式戦スケジュール」も発表され、11月22日(土)に大阪・GORILLA HALL OSAKA大会、年末の12月14日(日)新宿FACEで女子公式戦「COLORS」の開催が決定している。
◆2025年サステイン主催プロフェッショナル修斗公式戦日程
7/21(月・祝)東京・後楽園ホール
9/21(日)東京・ニューピアホール ※昼夜大会
10/11(土)東京・新宿FACE
11/16(日)東京・後楽園ホール
11/22(土)大阪・GORILLA HALL OSAKA ※追加
12/14(日)東京・新宿FACE 女子公式戦「COLORS」開催決定
プロ修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.6 速報
▼メインイベント 第9試合 修斗世界ウェルター級暫定王者決定戦 5分5R
×ソーキ(同級2位・NASCER DO SOL)76.7kg
[判定0-3] ※46-48×2, 45-49
〇住村竜市朗(同級3位/TEAM ONE)77.0kg
※住村がウェルター級暫定王者に
DEEP、PANCARSEに続き史上初となる3団体制覇を目論む住村竜市朗(同級世界3位/TEAM ONE)が、元環太平洋王者・ソーキ(同級世界2位/NASCER DO SOL)と「世界ウェルター級暫定王者決定戦」を行うことが正式に決定した。
住村は、2024年9月に約12年振りに修斗へ復帰。西條英成(THE BLACKBELT JAPAN)に経験値の差を見せつけ“塩漬け”して完勝。当初、2025年5月18日のニューピアホール大会で、現環太平洋王者・墨吉涼太(誠流会館)との暫定王座決定戦が決まっていたが、墨吉が負傷欠場でタイトル戦が流れることに。
当日、住村は盟友の皇治、矢地祐介と共に「能登半島復興支援EXマッチ」を行い、EXマッチ終了後の皇治からのマイクアピールでケージに上がったサステイン坂本一弘代表に次回大会での仕切り直しの一戦をリクエスト。協力した皇治の後押しもあり、今回の暫定王座戦が決定した。
一方、対戦相手のソーキは、墨吉涼太に2連敗中。8カ月ぶりの再起戦に向け、動画では何故かワイシャツにパンツ一丁という出立ちでコメント。住村の身体を気遣うメッセージもあり、油断させて寝首をかこうとしているのか? そこには当然駆け引きがあり、ソーキにも期するものがあることが伺える。
同級正規世界王者のエルナニ・ペルペトゥオは、2023年11月の田村ヒビキ戦以来、怪我などもあり防衛戦を行えておらず、「暫定王者決定戦」のために修斗にカムバックした住村が、史上初の3団体制覇の偉業を成し遂げるか? ソーキが“だまし討ち”で波乱を引き起こすか? 注目だ。
住村「水抜きしててちょっと声が出ないんですけど、今回も青コーナーということで、挑戦者の気持ちでソーキ選手に挑めるので、しっかりソーキ選手に勝ちたいと思うので、皆さん応援よろしくお願いします」
ソーキ「NASCER DO SOLから来ましたソーキです。住村選手、本当に僕は格闘技始めた昔から見ているようなすごい選手で、僕の打・倒極、何かが通用するとか全く思ってないですし、勝つ可能性も20%かなとは思うんで、とりあえず魂はぶつけに行ってきます。以上です」
1R、サウスポー構えのソーキに、オーソの住村。ソーキは左インロー。住村の右ハイ、左前蹴り、右前蹴りローを掴んだソーキだが、そこでバックに回る住村、しかしソーキも脇を潜り、正対して離れる。
詰める住村は右ハイ、左前蹴り。ブロッキングのソーキは左右フックの飛び込みもまだ遠い。住村は右を振って前に。
シングルレッグを持ち上げテイクダウンのソーキ。すぐに立つ住村なおも組むソーキを突き放す住村。右前蹴りを掴んだソーキのシングルレッグにバックに回る住村。片ヒザ立ちになるソーキに住村はバックから片足をかけて背後から左パンチでホーン。
2R、左のソーキに入らせないように右前蹴りの住村。さばくソーキを詰めて右を振って左で差して押し込み。四つに組んでヒザを突く住村を払い腰テイクダウンはソーキ! すぐに立つ住村は右ヒザもローブロー。ソーキが立ち、再開。左オーバーハンド。住村は右前蹴り2発。ソーキの左の入りに右前蹴りも2度目のローブローに。中断。住村に「減点1」で再開。
圧力かける住村にソーキはニータップでテイクダウン。すぐに立つ住村は正対して体を入れ替えバッククリンチ。ヒザを突く住村。ソーキは正対して離れ際に尻もち、そこで蹴り上げを当てるソーキはシングルレッグで立ち上がり。
それを切ってスタンドバックに回る住村。細かいヒザを突く。再びソーキは払い腰狙いもすかした住村がバックからリアネイキドチョーク狙いもソーキは作らせずホーン。
3R、左右前蹴りでけん制する住村。ソーキの左前蹴りはかわして右で飛び込むと、ソーキは右をヒット! しかし住村もかまわず右前蹴りから右ストレートを当てて前に。そこにシングルレッグのソーキ。バッククリンチも、腕を押し下げて正対し、首相撲ヒザの住村! 離れるソーキは右で差して組むと住村はケージ背に。ソーキの左に住村は右前蹴りも腿よりのローブローに。
再開。左で差して押し込む住村ソーキが離れると右前蹴り。組んでヒザからボディロックテイクダウンのソーキはすぐにバックに回るが、前に落とした住村。ホーン。
4R、右から左を突くソーキ。首相撲ヒザの住村に、ソーキはダブルレッグテイクダウン。すぐに立つ住村は押し込み、ヒジヒザで離れる。ソーキの左オーバーハンドをかわした住村が前に。ケージに押し込むとソーキが体を入れ替える。突き放す住村は左ヒザを突く。ソーキも右を入れて離れる。
詰めるソーキに、住村は左回り。ソーキの左をかわした住村は組んでヒザ。ソーキは四つから小外がけテイクダウン! 残り15秒をトップから細かいパンチもホーン。
5R、ワンツーで前に出る住村に左を返すソーキ。住村の右ハイはかわすと、ワンツースリーからダブルレッグで崩して立ち際にヒザ。しかしローブローに。中断後、再開。
右前手のダブルで前進のソーキに、住村は右ストレートで詰め。左ミドルを当てるソーキ。さらにケージを蹴ってスーパーマンパンチ。左フックをかわす住村は詰めて左から右! 後退するソーキに右、右前蹴りを腹に効かせるとソーキも左ミドルハイ。住村は右前蹴りから前に。右を突いてソーキの左の打ち返しに一気にラッシュ。ソーキも左を振ってホーン。
判定は3-0(48-46×2, 49-45)で住村が勝利。3団体制覇王者となった住村は、「すみません。しょうもない試合をして申し訳なかったです。ソーキ選手、気持ちが見えたすごいいい選手で、1Rにパンチが効いて、そこからダメダメで申し訳ないです。こんなしょっぱい試合で申し訳ないんですが、坂本代表、どうか今年中に正規のチャンピオン(エルナニ・ペルペトゥオ)とやらせてください」と語った。
坂本一弘サステイン代表は、「3つ(修斗、PANCRASE、DEEP)も獲ったというのは偉業。正規と王座を統一してほしい」と語り、今大会のMVPに住村を選んでいる。




















