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レポート

【RIZIN】サトシがキ・ウォンビンを50秒RNC極めて日本勝ち越し。佐藤将光が13年ごしスーチョルにリベンジ、大原が体重超過ケースにTKOされるもNCに。ケイト・ロータスがシン・ユリに競り勝つ。宇佐美正が連敗止める。金太郎、武田光司、中原由貴がTKO負け。三浦孝太が4連敗。メイソンがダウン奪われるも猛反撃ドロー

2025/05/31 13:05

▼第3試合 RIZIN MMA 63.0kg契約 5分3R
〇クォン・ヨンチョル(team Jungjin)1勝0敗 61.67kg
[1R 2分46秒 TKO] ※パウンド、ヒザ

×三浦孝太(日本)2勝4敗 62.53kg

 三浦は“キング・カズ”こと三浦知良の次男。高校卒業後、プロ格闘家をめざしBRAVEで研鑽を積むと2021年大晦日にRIZINでプロデビュー、YUSHIにサッカーキックでTKO勝利した。その後、2022年9月はアームバーで2連勝を飾ったが、2023年5月にYA-MAN、大晦日には皇治、2024年大晦日は冨澤大智にいずれもKO・TKO負けで3連敗中。YA-MANとは66kgのフェザー級で対戦し、皇治とも65kgで対戦していたが、今回は63kg契約。2022年にはブアカーオとエキシビジョンマッチも行っている。

 冨澤戦の後には「今年から1年いろいろ考えて自分自身どういう生き方をしていくかとか、どういう風に今後格闘技をやっていくかとかいろいろ考えたりしたんですけど、やっぱりその中で今はまだRIZINっていう大舞台に自分が立ち続けるのは結果も含めて違うなっていう風に思っていて。だから今後、2025年はもう少し自分に見合った大会だったりとかに出場できたらなと思います。そういうところでしっかり勝ったりとかして、またRIZINっていう舞台に立てたらなとは思うんです。今回でもうこれ以上は自分も上がる権利がないなと(思う)」と失意のコメントをしていた。

 ヨンチョルはムエタイと散打のバックボーンを持ち、2015年韓国キックボクシング連盟ライト級優勝、2022年大韓ムエタイ協会ライト級韓国代表に選出。2025年3月に『MAX FC in 安東』にてレガース着用2分3R、65kg級でキム・ハヌルと対戦し、1Rに右ストレートでダウンを奪われる(もう一度右ストレートでダウンさせられているがカウントは無し)も左ミドル、左ボディ、左前蹴りで反撃、判定勝利を収めている。キックボクシング戦績は5勝3敗。

 この試合は現在発表されているカードの中で唯一のキャッチウェイト戦で、三浦は前回の冨澤戦と同じ、ヨンチョルは前回から2kg下げる63kgで行われる。

 1R、左から右を振ってボディロックテイクダウンの三浦。バックからリアネイキドチョーク狙いも足はかからず。立とうとするヨンチョルになおもついていき、チョーク狙いからマウント&パウンドも立ち上がるヨンチョルがヒザ。

 シングルレッグでケージに押し込む三浦。倒れないヨンチョルは、頭にヒジ。三浦は出血。足を放さない三浦だったが、ヒジを受けて下に。足は効かず。ヨンチョルがパウンド連打、ヒザを打ち込み、レフェリーが間に入った。



 MMデビュー戦のヨンチョルに敗れた三浦は4連敗。試合後、ヨンチョルは「このような素晴らしい舞台に立たせてくださったRIZINの関係者の皆さんに感謝申し上げます。今回の勝利は館長のおかげです。そしてROAD FCの関係者の皆さん、ええ、そして仲間の皆さん、本当にありがとうございます」と語った。



 またバックステージでは三浦について「やっぱりイケメンですから、後ろから光が差してました(笑)、勝って嬉しいですけど、三浦選手がちょっと心配です、血が出ていたので」と心配した。

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