▼第5試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
〇ジ・ヒョクミン(Chuncheon Team Mad)5勝1敗 ※Blackcombat2勝1敗 65.80kg
[2R 4分13秒 TKO] ※左ヒザ→左右連打
×武田光司(TRIBE TOKYO MMA)17勝8敗 65.79kg
武田は、グレコローマンレスリングベースで高校5冠。2017年のプロMMAデビュー後、18年10月にDEEPライト級王者に。19年4月のRIZINデビュー戦ではダミアン・ブラウンを相手にキャリア初黒星を喫したものの、川名雄生、久米鷹介に連勝。22年初めにDEEP王座返上後は、スパイク・カーライル、ガジ・ラバダノフ、ルイス・グスタボ、トフィック・ムサエフという強豪相手に3連敗。24年3月のフェザー級初戦で萩原恭平に完封勝利した。6月に無敗のラジャブアリ・シェイドゥラエフに1R 一本負けしたが、大晦日に新居すぐるにテクニカル判定勝ち。
ジ・ヒョクミンは、BLACK COMBAT推薦選手。19歳の新鋭。中1でキックボクシングの全国大会での優勝をきっかけにMMAファイターに。柔術紫帯。22年7月にプロMMAデビューし1R TKO勝ち。23年からBlack Combatに参戦。チョ・ギュジュンに1R TKO負け後、24年8月、チェ・ウンビンに3R TKO勝ち。12月に日本の宮平修太郎にも3R TKO勝利を収めている。武田の強烈なレスリング力を前に、サウスポーから放たれる殺傷能力の高い左を武器に、粘り強いグラウンドも併せて母国で金星を掴むか。
1R、ともにサウスポー構え。ジ・ヒョクミンは左ロー。武田はシングルレッグからクラッチして持ち上げてテイクダウン、パウンド。立つジ・ヒョクミンをバックに投げる。再び立ち上がると武田はバッククリンチ。正対したジ・ヒョクミンに右で差して左のパンチ。顔を剥がそうとするジ・ヒョクミンは左ヒザ。押し込む武田は右差し。ヒジを押し付けるジ・ヒョクミン。ゴング。
2R、右の長い蹴り、左ローのジ・ヒョクミン。遠間から飛び込む武田にパンチを合わせたジ・ヒョクミン! 武田は足を滑らせながらも組むが、体を入れ替えたジ・ヒョクミンが突き放す。
シングルレッグに入る武田を切って、その入りに右を突くジ・ヒョクミン。なおも詰める武田はシングルレッグから右差しで押し込み。ハイクロッチで崩すが、片足立ちで着地するジ・ヒョクミン。上組みに切り替える武田は崩しも、残すジ・ヒョクミン。武田は眉間から出血。
右ヒジを突くジ・ヒョクミンは両差しで押し込み突き放し、左ストレート! 武田のダブルレッグをスプロールしてすぐに詰めて首相撲左ヒザ2連打! さらに左右連打で武田がダウン。レフェリーが間に入った。
19歳のジ・ヒョクミンは「BLACK COMBATのジ・ヒョクミンです。生涯最高の勝利です。勝って三浦孝太と試合を、と言いたかったのですが、三浦選手が負けたので言い辛くなりました。日本の最高のイケメン、韓国最高のイケメンのこのジ・ヒョクミンと対戦するのはいかがでしょうか」と語り、ケージサイドの彼女を紹介した。
解説席の萩原京平は、「僕がBLACK COMBATに乗り込んでやってもいいんじゃないですか。いい選手なんで」と語った。



