▼第4試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
〇ソン・ヨンジェ(HAVAS MMA)8勝1敗1分 65.59kg
[3R 1分28秒 KO]
×中原由貴(マッハ道場/MAJESTIC)18勝8敗 65.93kg
中原は、2012年11月にGRACHANでプロデビュー後、14年4月にGLADIATORフェザー級王座戴冠。15年よりPANCRASEに参戦し、4戦目の11月より破竹の7連勝。ONEデビュー戦でエミリオ・ウルティアを3R左ストレートからのパウンドでTKOに下し、21年まで4戦3勝と勝ち越す。22年7月、RIZIN初参戦で関鉄矢に判定勝ち。10月に原口央を1R TKOで下し2連勝すると、大晦日に鈴木千裕を打撃で追い込むも、1R終盤に逆転KO負け。23年9月、白川陸斗とを完封し、再起。24年4月、ビクター・コレスニックに判定負けを喫した。10月、Breakthrough CombatでPROGRESSルールで中川皓貴にポイント勝利。今回、鋭い右を放つフィニッシャーのソン・ヨンジェを相手に、経験の差を見せつけるとともに左の打撃と進化した組みを活かした戦いを披露し、1年8カ月ぶりのMMA白星を飾るか。33歳。
対するソン・ヨンジェは、キム・ドンヒョン推薦選手。AFCバンタム級王者、同フェザー級暫定王者。17年4月にAFCでプロデビュー後、3連勝で迎えた19年6月、ソ・ジンスを3R TKOに下し、王座戴冠。23年12月、清水俊一を1R 右ストレートで破り、初防衛。プロMMA全フィニッシュで6勝無敗の戦績で24年の『ROAD TO UFC』フェザー級トーナメント参戦。5月の1回戦で河名マストに判定負けも、24年11月のAFCで高木亮に1R TKO勝ちで再起を遂げた。29歳。
中原のセコンドには大塚隆史と平本蓮。
1R、サウスポー構えの中原に、オースのソン・ヨンジェ。ソン・ヨンジェは右ストレートを伸ばす。左インローを返す中原は、ワンツーの左でソン・ヨンジェを下げさせる。左の関節蹴りのソン・ヨンジェ。その詰めに前足にシングルでケージに押し込み引き出してテイクダウンした中原!
片足をかけて左のパウンド、そしてグラウンドヒザを顔面に! 左足をかけて二重がらみ。しかしソン・ヨンジェのスイッチに中原はひっくり返されるもすぐに中原は右で差して押し込み。クラッチ組み、ボディロックテイクダウン。
下のソン・ヨンジェはクローズドガードから亀になって立ち上がりに。そこでバッククリンチから背後からパウンド、さらに離れ際に顔面蹴りを打つ中原。
2R、右ハイで前に出るソン・ヨンジェに、右で差して組んだ中原。ROAD FCのケージ。若干足を滑らせる。前に煽ってからシングルレッグで引き出す中原。片足立ちで凌ぎ、金網背に立つソン・ヨンジェ。ブレーク。右を突いた中原にヒザを突いて前に出るソン・ヨンジェ。しかし、中原は払い腰テイクダウン! 左小手で立つソン・ヨンジェ。なおも右で差してクラッチする中原だが、ダブルレッグに切り替え、シングルレッグに移行、さらに首相撲ヒジ、そしてシングルレッグに切り替える。
ケージに腰をつけて倒れないソン・ヨンジェは細かいパンチ。奥足を取りに行ったところでバックを取りに行くソン・ヨンジェだがゴング。
3R、ソン・ヨンジェのワンツーからヒザ、さらに右ストレートに中原は後退。中原の右ジャブをかわして右バックフィスト! これを効かされた中原はケージに釘付けに。それでも打ち返しに行く中原に左ハイ! 左ボディ、さらに左にワンツーを当ててソン・ヨンジェがKO勝ち。
高木戦に続き、日本人に2連勝のソン・ヨンジェは「しんどかったです。ラウンド毎にセコンドがメンタルを立て直してくれました。仲間のおかげで勝つことが出来ました。AFC王者として立って勝ててRIZIN、最高です。またRIZINフェザー級に上がりたいです」と語った。





