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レポート

【RIZIN】サトシがキ・ウォンビンを50秒RNC極めて日本勝ち越し。佐藤将光が13年ごしスーチョルにリベンジ、大原が体重超過ケースにTKOされるもNCに。ケイト・ロータスがシン・ユリに競り勝つ。宇佐美正が連敗止める。金太郎、武田光司、中原由貴がTKO負け。三浦孝太が4連敗。メイソンがダウン奪われるも猛反撃ドロー

2025/05/31 13:05

▼第6試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
〇ヤン・ジヨン(Jeju Team the King)10勝3敗 60.87kg
[3R TKO]

×金太郎(American Top Team)15勝15敗2分 60.94kg

 金太郎は、18歳の時にキックボクシングからMMAに転向。THE OUTSIDERを経て、11年にプロデビュー。2020年2月にRIZIN初参戦一本勝ち後、21年6月のRIZINバンタム級GP1回戦で伊藤空也に判定勝利。しかし、以降、井上直樹、元谷友貴、堀口恭司、石司晃一を相手に4連敗。米国ATT入りし、背水の陣で臨んだ24年3月、ダイキ・ライトイヤーに判定勝ちで連敗脱出。9月に秋元強真に1R TKO負けで連勝ならず。8カ月ぶりのRIZINで同じサウスポー構えのストライカーのジヨンを相手に再び白星を掴めるか。

 ジヨンは、大韓キックボクシングで11勝1敗。MMA転向後、ROAD FC等で活躍。22年7月のRIZINデビュー戦で昇侍に3R一本勝ち。11月に魚井フルスイングを左ストレートでKOした。23年6月のROAD FC 63kgトーナメントでラジャブアリ・シェイドゥラエフに1Rリアネイキッドチョークを極められ、キャリア初の一本負け。その後、再起戦を含め3連勝、対日本人4戦全勝というなかで迎えた24年4月のRIZIN日韓対抗戦で倉本一真に反則のロープ掴みの減点も影響しスプリット判定負け。6月からROAD FC 63kgトーナメントに参戦し、1回戦でアレクセイ・インデンコを1R 35秒ハイキックTKO。12月の決勝でキム・スーチョルとバッティングによるノーコンテスト。25年3月の再起戦ではムングントシューズ ナンディン エルデンに1R TKO負け。母国で再起なるか。

 1R、ともにサウスポー構え。ジヨンは右前足でミドル。さらに左オーバーハンドで飛び込み。スリップした金太郎だが突き放す。

 遠間に立ち、金太郎のワンツースリーをかわしたジヨン。左を突いて金太郎を崩す。下から金太郎は足関節狙いもヒザを抜くジヨン。

 ノーガードで近づく金太郎はワンツーの左。ジヨンも左を強振して組んですぐにテイクダウン! そのままマウント、肩固め! 後ろを向いて外した金太郎はバックにつこうとしたジヨンに正対して離れる。右のかけ蹴りの金太郎。それを潰したジヨンが上でゴング。

 2R、右前蹴りのジヨン。ニータップも差し上げた金太郎が押し込み。クラッチしたジヨンが体を入れ替え、大内刈テイクダウン。ケージ際でマウントよりもハーフを選んだジヨンはヒジ。金太郎は外掛け外ヒール、トーホールドも。しかしヒザを抜いたジヨンは組んでバッククリンチ。アームロック狙いの金太郎に、背後から足を踏むジヨン。ブレーク。左で飛び込むジヨンに右を合わせに行く金太郎。しかしジヨンの左右にトップはジヨン。



 3R、左ロー、さらにワンツーの左ストレートを当てたジヨン! 崩れた金太郎にパウンドをまとめ、レフェリーが間に入った。



 試合後、ヤン・ジヨンは「ROAD FCのヤン・ジヨンです。セコンド、ジム、ROAD FCジョン・ムンホン代表に感謝します。榊原CEO、RIZINでもっと上位の選手、もしくはタイトルマッチをお願いします」と語った。

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