【男子中量級】

ともに31歳と円熟味を増す福地勇人(白蓮会館・日本)、ラシャ・オズベテラシヴィリ(新極真会・ジョージア)が優勝候補の筆頭だろう。福地は選抜戦となった第9回JFKO全日本大会だけではなく、第4回大会、第6回大会、第1回国際大会と合計4度のJFKO制覇を誇る日本中量級の中心的な存在。自派では2度、階級別の世界王者にも輝いており、新たな世界タイトル奪取なるかに注目が集まる。
対抗に入ったオズベテラシヴィリは、新極真会全ヨーロッパ大会2022・2023軽中量級で連覇を飾ったのち、中量級に転向した2024年の同大会を制して世界の切符を勝ち取った。
それに続くのは、新極真会の体重別世界チャンピオンであり、2022年から昨年までの3大会連続でJFKO全日本大会中量級準優勝を誇る吉澤穂高(新極真会・日本)、新極真会の第13回世界大会4位入賞でブレイクをはたし、第19回全アジアフルコンタクト大会中量級を制して今大会へ駒を進めたアントン・ジマレフ(新極真会・カザフスタン)だろう。
だが、ジマレフと同じブロックには第1回ヨーロッパフルコンタクト大会中量級王者のサミュエル・ハラス(新極真会・デンマーク)、第5・7回JFKO全日本大会中量級王者の後迫龍輝(新極真会・日本)がいる「死のブロック」だけに、一筋縄ではいかないはずだ。
その他、第9回JFKO全日本大会中量級3位の新鋭・塚本慶次郎(新極真会・日本)、第1回ヨーロッパフルコンタクト大会中量級準優勝のアリ・ハイデル(新極真会・スウェーデン)、同3位のシモン・オルピンスキ(WKB・ポーランド)といったメンバーも有力候補だろう。


