【男子軽重量級】

ともに21歳の若き実力者ふたりがトーナメントの両端に陣取った。最終ゼッケンを背負うのは、中量級から軽重量級への転向初戦となった、昨年5月の第9回JFKO全日本大会軽重量級で初優勝を飾った金岡陽大(新極真会・日本)。対抗に位置するのは、金岡と同様に2023年の軽中量級から2階級上げて臨んだ新極真会全ヨーロッパ大会2024軽重量級で頂点に立った、ダヴィット・ムスカラゼ(新極真会・ジョージア)。この両雄が頂点に最も近い位置にいるのは間違いないだろう。
だが、第9回JFKO全日本大会軽重量級準優勝の片桐大也(極真拳武會・日本)、第1回ヨーロッパフルコンタクト大会軽重量級王者のヨナス・ロジン(IFK・スウェーデン)をはじめ、2023年の新極真会第13回世界大会では金岡に勝利を収めている渡辺和志(新極真会・日本)、新極真会全ヨーロッパ大会2024、第1回ヨーロッパフルコンタクト大会の軽重量級でともにファイナリストとなったヒューゴ・クルス(新極真会・スペイン)、ヨーロッパフルコンタクト大会軽重量級3位入賞で代表権を勝ち取ったカロヤン・タシェフ(新極真会・ブルガリア)、193cmの長身から繰り出す蹴り技を武器に、第19回全アジアフルコンタクト大会軽重量級を制したアンジェイ・キンザースキー(新極真会・カザフスタン)など、金岡とムスカラゼに引けを取らない実力者たちが虎視眈々と頂点を狙っている。


