▼第6試合 スーパーファイト KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R延長1R
〇古木誠也(フリー/KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者)
KO 2R 2分16秒 ※右ストレート
×辰樹(Y`ZD GYM)

古木はフルコンタクト空手で多数の優勝・入賞歴があり、持ち前の破壊力で2022年12月に工藤“red”玲央を初回KOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座に就いた。2023年8月、小倉尚也を初回KOで破り王座初防衛に成功。12月に壱・センチャイジムに敗れたが、2024年4月にK-1グループの内田昌に判定勝ち、6月に福田拓海を初回でKO、8月にサンティアゴ・ペルシバルをKO、10月に國本真義に判定勝ちと4連勝を飾り、戦績を11勝(8KO)3敗とした。しかし、12月のドスティン・オルティス戦で体重超過。一度はハンディ付きで試合成立となったが、当日にオルティス側が試合を拒否、中止となった。今回は保持していたKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座を返上し、一階級上での試合に再起を懸ける。また、今回よりフリーに。

初参戦の辰樹は沖縄在住でIOCインターコンチネンタル・フェザー級王者のサウスポー。2024年10月の新日本キックボクシング協会でフェザー級王者の瀬戸口勝也を初回TKOに仕留めてみせた。戦績は7勝(3KO)6敗3分。

1R、サウスポーの辰樹が右インローからのワンツーで先制、古木は右ミドルと右前蹴り。左右フックを打つ辰樹に古木は右前蹴り。古木が左カーフを蹴ると辰樹が大きくバランスを崩し、どよめきが起こる。辰樹はすかさず左右フックを返す。古木がローを蹴るとパンチをまとめて返してくる辰樹。右インローを蹴っていく古木に辰樹は左ミドルで対抗。左ミドルがヒットするが、古木が左フックでクリーンヒットを奪う。

2R、古木がねじ込むような右の強打を叩き込んで前に出るが、辰樹も左ストレートを打ち返して下がらせる。古木の左フックに左ストレートを打ち返す辰樹。古木の前蹴りには左ミドル。辰樹の左ハイで一瞬古木が腰を落とす。互いに相手のガードの上からでも左右フックを強打する。古木がショートのワンツーを打ち、ガードをこじ開けたところでもう1回ショートのワンツー。


吹っ飛ぶようにダウンした辰樹は立ち上がろうとするも身体がいうことをきかず、古木が本領発揮の一撃KO勝ちとなった。KOボーナス20万円も獲得。「ありがとうございました。これからも盛り上がる試合をしたいと思います」と、古木は簡潔にコメントした。


